チェルシー所属のMFエデン・アザール。今夏の移籍市場でレアル・マドリー移籍が盛んに報じられていたが、マドリーはどうやらアザール獲得への興味が薄れつつあるようだ。
レアル・マドリー
チェルシー所属のMFエデン・アザール獲得レースから撤退か?https://t.co/nYJ0bcqeBm— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) February 24, 2019
チェルシーとの現行契約が2020年に満了を迎えるアザール。
先日、FIFAより今夏と来冬の移籍市場での戦力補強禁止処分が決定され、新戦力獲得が不可能となった。
今夏にマドリー移籍願望を顕にしてきたアザールだが、この決定を受け今夏の移籍をクラブは容認しないとみられる。
アザールが契約延長を拒否し2020年に移籍を決断した場合、年齢はすでに29歳。
キャリアの下降線をたどる一方のアザールに高額なサラリーを用意して獲得するプランをマドリーが有しているかどうかは疑問だ。
なにより、アザールと同ポジションでプレーする若手選手の育成に力を入れており、着実に成果が残せているのが現状。
昨年夏にクラブへ加入したFWヴィニシウス・ジュニオールは左サイドを制圧し、今夏に加入予定のサントス所属のFWロドリゴにも大きな期待が寄せられている。
両選手に加え、ルカス・バスケスやマルコ・アセンシオといった面々も揃えている。
ベテランの域に達しようとするアザールに、クラブフロントがどこまでプライオリティを置くかは微妙だ。
無論、今夏の獲得の可能性があるなら交渉に全力を注ぐこととなるだろう。
若手選手に多くの責任や期待を押し付けることは、育成や成長を阻害する恐れがあるから。
前線のキーマンとして、アザール獲得はマドリーにとって悪い話ではない。
ただ、それは今夏のタイミングであって、来夏ではない。
マドリーフロントは、今季の結果如何で補強方針を決定することになる。
チェルシーにとって、処分下の中で絶対的エース遺留は必須であり、現スカッドの遺留に注力することは間違いない。
幾度となくマドリー移籍を公言し、これまで何度も移籍のチャンスを逃してきたアザール。
マドリーでのプレーが夢であることを公言するアザールだが、今後交渉はどの様に進展していくこととなるのか注目だ。