アーセナルが、レアル・マドリー所属のMFエデン・アザール獲得に関心を示しているのかもしれない。
3年前に悲願のマドリー移籍を実現させたアザール。
しかし、フィジカルコンディションに問題を抱えたまま入団し本来のパフォーマンスから程遠いもので周囲を落胆させると、その後負傷の影響などもあり周囲の期待に応えられず苦しいシーズンを過ごしている。
今季、リーグ戦で17試合に出場するもノーゴール1アシストとサラリーに見合ったパフォーマンスを見せることができていない。
この苦しい現状に、クラブを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、アザールに信頼感を寄せるコメントを残したものの、すでに来季の構想に入っていないのではないかと伝えられる。
今冬にも噂された通り、マドリーはアザールに対し適切なオファーが届けば交渉の席に着く用意があり、これまでのようにクラブの象徴としての活躍を期待していない状況のようだ。
そんなアザールに対し、アーセナルが獲得の可能性を探っている模様で、すでにクラブ間の接触を済ませている模様。
アザールにとって初のスペイン挑戦は失敗続きだが、チェルシー時代の活躍もありプレミアリーグでの評価はいまだ高い。
事実、今冬の移籍市場でニューカッスルが獲得に向け動いたものの、アザールがマドリー残留を望んだため交渉は破断。
今季後半戦、徐々に出場機会を与えられているものの、アザールに残された時間はさほど多くはないのだろう。
マドリーは、今夏の移籍市場で大型補強を画策している。
パリ・サンジェルマンを契約満了で退団することが予定されているFWキリアン・エムバペ獲得が噂。
エムバペ獲得が実現すれば、アザールのマドリーでの立場の悪化が懸念される。
背番号の変更や前線での序列の低下、事実上の飼い殺し状態にまで追い込まれる可能性もあり、キャリアの終盤に差し掛かった選手にとって苦しい現実が待っている。
マドリーは、高額なサラリーを支払うも稼働率の低いアザール売却を目論んでおり、今夏が大きなチャンスと見て積極的に動いている。
今冬の獲得に失敗したニューカッスル、良好なクラブ関係を構築するアーセナル。
接触と交渉を繰り返し、正式オファーが届くことを待ち続けているだろう。
問題は、選手の説得とアーセナルが高額な移籍金と年俸を準備できるかどうかだ。
アザール本人は、契約満了までマドリーへ残留し挑戦を続けることを希望。
だが、時すでに遅しと言ったところでクラブフロントはアザールへの信頼感を完全に失っている印象で、夏に向け広く門扉を広げオファーを待ち続ける状況にありそうだが。
アーセナル
レアル・マドリー所属のFWエデン・アザール獲得に関心https://t.co/1a8HpGonnO— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) March 16, 2022