インテル所属のMFクリスティアン・エリクセン。クラブと選手は双方合意の上で契約を解消したことを発表した。
現在29歳のエリクセンは、今年夏に行われたEURO2020本大会にデンマーク代表の一員として参戦。
好パフォーマンスを見せていたものの、6月12日に行われたグループB第1節のフィンランド代表戦の43分に突然一気を失って倒れ込み、ピッ違いで心臓マッサージなどの救命処置を受け一命を取り留めた。
その後病院に搬送され、エリクセンは数日間入院し、埋め込み型除細動器( ICD )の捜索手術を受け担任した。
現場復帰に意欲を燃やすエリクセンだが、イタリアではICDを装着した状態でのプレーが認められていないのが現状で、エリクセンがイタリアで活躍する姿を見ることができない状況にある。
特例申請も検討されたはずだが、今回契約解除の発表を行ったことを考えれば、それも叶わず。
エリクセンは、自身の今後のキャリアのことを考え、すでに始動しているとのこと。
現役続行を決意し、次なる所属先を探しているのが現状だ。
幸いにもエリクセンを受け入れる土壌は出来上がっており、ICD装着状態でもプレー可能とされているのが、デンマークやオランダ、イングランドだ。
これらに属するクラブチームがエリクセンの去就に注目しているとも伝えられており、冬のマーケットで移籍金ゼロで獲得できることから争奪戦に発展する可能性もある。
ベストなコンディションを保つことができれば、年齢的に考えてもまだまだ十分にプレー可能な年齢。
とはいえ、完治したとは言え油断できない状況が続くことは間違いない。
果たして、どのクラブチームがエリクセンを射止めることに成功するのか注目だ。
インテル
クリスティアン・エリクセンと双方合意で契約解消を発表https://t.co/6UhrjzcExc— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) December 19, 2021