チェルシーが、ナポリ所属のFWヴィクター・オシムヘン獲得に関心を示しているという。
今夏の移籍市場で人気銘柄の一人と目されるオシムヘン。
すでに、マンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマンなど複数のクラブがオシムヘン獲得を争っている。
昨年夏の移籍市場で前線の強化に向けバルセロナからFWピエール=エメリク・オーバメヤンを獲得したものの、リーグ戦11試合に出場し1ゴールと期待を裏切る結果に。
そんななか、新たなストライカー獲得を目指すチェルシーが、潤沢な資金力を持つクラブ間同士のオシムヘン争奪戦に参戦することになりそうだ。
ナポリはオシムヘンの移籍金に1億ポンドを要求とも
ナポリは、将来更なる成長が期待される24歳のオシムヘン放出に、移籍金1億ポンドを要求するのではないかと伝えている。
FFPを睨むと簡単に手が出せる価格設定でないことは明らか。
だが、昨年夏にオーナーが交代したチェルシーには巨額の資金とFFPを回避するための秘策がある。
それが、今冬の移籍市場で選手獲得時に展開した長期契約だ。
FIFAの規制を無視した超長期契約
チェルシーは今冬の移籍市場で欧州サッカー界では異例の長期契約で選手と契約し高額な移籍金で複数の選手を獲得してきた背景がある。
今回のチェルシーの動きは、FIFAが規定したルールを逸脱する動き。
プレミアリーグに籍を置く他クラブからの疑念の声が上がっていることもあり、今後規制に向けた動きも予想される。
ただ、チェルシーは規制が明文化されるまでは、同様の動きを続けるだろう。
チェルシーのオシムヘン獲得の可能性は?
まずは、ナポリが本気でオシムヘン売却を許可するか?だろう。
ただ、3年間にわたる新型コロナウイルスとの戦いで財政面で大きなダメージを受けるナポリは、設定する移籍金のオファーが届けばオシムヘン売却を許可するものと考えられる。
今冬同様、チェルシーが7年以上の契約でオシムヘンと契約を締結することになれば獲得の可能性は一気に上昇する。
残すは移籍金の支払い方法だけだろう。
争奪戦を争うユナイテッドの夏の補強テーマは絶対的エースを手に入れること。
一方、パリSGは移籍が噂のFWキリアン・エムバペの去就次第。
エムバペの去就次第では、オシムヘン争奪戦はチェルシーとユナイテッドの一騎打ちの可能性も考えられる。
チェルシーがオシムヘン獲得に近づくには、後半戦巻き返し来季チャンピオンズリーグ出場権確保が必須条件となるはずだが果たして。
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ナポリ所属のFWヴィクター・オシムヘン獲得に関心https://t.co/e0yyPQd7mW— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) February 5, 2023