バルセロナがパリSGからネイマール引き抜きを画策、移籍金にコウチーニョかデンベレの譲渡を検討

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 パリ・サンジェルマン所属のFWネイマール。バルセロナが、ネイマール復帰を目指し精力的に動き始めた様子。

 

 

 

 

 報道によると、ネイマール復帰に向け移籍金に加え、MFフィリペ・コウチーニョ、またはFWウスマン・デンベレの譲渡するオファーを検討している様子。
 2017年夏、移籍市場最高額を更新する2億2200万ユーロの移籍金でバルセロナからパリSGへ移籍。

 

 加入初年度のシーズンは、初挑戦のリーグ・アンで遺憾無く存在感を発揮し、好パフォーマンスを連発。
 だが、シーズンが進むにつれチームメイトとの確執、チャージの激しいリーグ・アンで苦しみ移籍を後悔しているのではないかと伝えられている。

 

レアル・マドリーが獲得の可能性を探るが

 

 昨年夏の移籍市場で、レアル・マドリーがネイマール獲得に向け動いた。
 具体的な報道はなかったものの、マドリーは水面下で獲得に動いていたことは間違いない。

 

 特に、パリSGが、UEFAが導入したファイナンシャル・フェアプレーに抵触する恐れが報じられて以降、その動きは加速。
 だが、最終的にUEFAからのお咎めはなく、キャッシュを必要としていないパリSGがマドリーを退け続けマーケットは閉幕へ。

 

ネイマールが複数回バルセロナを訪れている理由は?

 

 真意は、選手にしか分からない。
 ただ、ネイマールが想像以上にバルセロナでの居心地の良さを感じ取っていたことは間違いないはずだ。

 

 バルセロナを何度も訪問しているもは、旧友との再開やクラブ復帰に向けた地ならしの意味を持っているのかもしれない。
 そもそも、“ 世界一の選手 ”となるために、バルセロナへ加入し野心を胸にパリSGへ新天地を求めたわけだから。

 

 その裏には、複雑に絡み合う利権やお金の問題も。
 パリSG移籍オペレーションの表向きな理由は、“ メッシの陰に隠れるのは。。。 ”が理由、

 

 だが、裏ではパリSGが提示した巨額のオファーに代理人であり実父が大きく心が揺らいだとの噂もあるほどだ。

 

バルセロナは、コウチーニョとデンベレどちらを譲渡する?

 

 監督人事が落ち着かなければ分からない。というのが正直な本音。
 エルネスト・バルベルデ監督から評価を受けたデンベレだが、素行面で問題が。

 

 コウチーニョは、シーズン後半に多くの出場機会を得たものの、最後までバルベルデ監督が求めるパフォーマンスを残すことはできなかった。
 年齢を考えれば、デンベレ残留が既定路線。

 

 よりバルセロナの伝統に近いパフォーマンスを見せるのはコウチーニョか?
 ブラジル代表でも共存を実現させているだけに、デンベレ譲渡の方が可能性としては高いか?

 

ネイマール、バルセロナ復帰の可能性は何パーセント?

 

 可能性は、甘く見積もって10%程度。
 戦力面、商業面の両面から見てネイマールの利用価値は、まだまだ残されている。

 

 フィットネスがベストなコンディションに戻り、利己的な立ち振る舞いを自重すれば、さらなる進化は可能。
 ネイマールのバルセロナ復帰を実現するには、選手本人が強硬手段に打って出るしか選択肢はないだろう。

 

移籍金はどの程度の金額になる?

 

 選手譲渡の条件を加えたとしても、交渉最低ラインは1億ユーロを優に超えるだろう。
 昨年夏、マドリーから関心が伝えられた際、パリSGは3億ユーロ以上の条件を突きつけた。

 

 これを考えれば、コウチーニョ or デンベレを1億〜1億5000万ユーロの見積もりでキャッシュは1億ユーロ以上が妥当。
 バルセロナにとって、ハードルの高い交渉になることは間違いない。

 

最終的に移籍交渉は実現するのか?気になるマドリーの存在は?

 

 最終的に移籍交渉は実現するのか?というのが最も気になるところ。
 サッカー界では、とりわけ移籍マーケットにおいて『 何が起こるか分からない 』『 やってみないと分からない 』というのが定説。

 

 ただ、ネイマールの移籍オペレーションに関しては、実現不可避なものだと考える。
 これまでに出揃っている材料をかき集めても、パリSGを説得させるだけの要素をバルセロナが持ち合わせているとは考えにくいだろう。

 

 ルールを遵守した交渉では、パリSGの牙城を切り崩すのは困難。
 より可能性が高いのは、マドリーの方かもしれない。

 

 キーマンは、セルヒオ・ラモス。
 パリSGは、経験豊富なスペイン代表DFを欲しているのは間違いない。

 

 脆弱な最終ラインにテコ入れをすべく、昨年夏から補強に注力してきたことは有名。
 理想的な人材が見つからなかったことが補強を見送った全ての要因だが、マドリーがS・ラモス売却を決断するのであれば獲得に動く。

 

 その代案で、ネイマールを差し出す条件を突きつけられた時、パリSG側がどう反応するかだろう。

 

マドリーとの交渉は、ムバッペが攻撃のキーマンになる可能性も

 

 キリアン・ムバッペが独り立ちし、今季飛躍的に成長した。
 チームのアイコン的存在に成長し、ネイマールの存在は日増しに薄れつつあるのが現状。

 

 本来のパフォーマンスを取り戻せば、状況は一変するがS・ラモス獲得の切り札として譲渡オペレーションが進む可能性は選択肢としてある。
 ネイマールは放出不可避な選手だが、S・ラモスという獲得不可避の選手を強奪するチャンスが訪れば状況は異なる。

 

 パリSGの今後の補強状況次第だが、FFP監視下にあるだけに大盤振る舞いができないことを考えれば。

 

ネイマール復帰でバルセロナが抱える問題は?

 

 人件費の大幅な増加は否めない。

 

 メッシ:4000万ユーロ
 ネイマール:3680万ユーロ

 

 両選手で、1つのクラブチームに在籍する選手の年俸総額を支払ってもお釣りがある規模のチームは多い。
 これに加え、噂されるアントワーヌ・グリーズマン獲得となれば。

 

 近年、収支のバランスを取りながらも乱雑な戦力補強を繰り返し肥大化し、ネイマール復帰となればFFP抵触の可能性も。
 この問題をクリアする目処をつけない限り、ネイマール復帰オペレーションを完遂させることなどできないだろう。

 

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