デンベレとの契約延長は?シャビ政権下で復活の兆しが見える問題児の去就は?

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 バルセロナ所属のFWウスマン・デンベレ。クラブとの現行契約が2022年で満了を迎えるため去就が注目されている。
 今季序盤戦、負傷の影響などもあり出場機会を確保できなかったデンベレ。

 

 契約最終年となるため、クラブとの契約延長に向けた交渉を進めていたものの、選手側が最後まで快諾せず交渉は平行線。
 このまま契約満了でバルセロナからの退団が濃厚だと伝えられ続けてきた。

 

 しかし、シャビ・エルナンデス新監督就任で状況が一変。
 構想外と目されていた選手が、一転スタメンに抜擢されると印象的なプレーを披露しレギュラーを奪還。

 

 ラ・リーガ第29節のレアル・マドリーとの大一番では2アシストを記録し勝利に大きく貢献するなど、ここまでリーグ戦12試合に出場し1ゴール9アシストを記録している。
 日を追うごとにシャビのサッカースタイルへの適合を見せるデンベレ。

 

 これまでデンベレとの契約延長は悲観的な見方が大きかったが、ここにきて状況に変化が見られ始めた。
 バルセロナのラファ・ユステ副会長は『 周知の通り( 今冬の )契約は身を結ばなかった。しかしシャビは、デンベレを特別な選手と皆しおてり、クラブへ多いに貢献していると言っている 』とコメント。

 

 同時に『 デンベレはシステムをより良く理解しているため、シャビは心理的な面も含めて支持しているのは確かだ。もし彼( デンベレ )がもっと快適に感じられるようになれば新契約締結になると思う。彼の代理人と再び会って、我々と共に在り続ける可能性を排除することはできないだろう 』と話した。

 

 改心した姿を見せ続けるデンベレ。
 もしかしたら、今冬の移籍市場で獲得したFWピエール=エメリク・オーバメヤンの存在も大きかったのかもしれない。

 

 ただ、人間そう簡単に変わるのは難しい。
 問題児の側面が見え隠れするデンベレを長期間クラブに束縛させておくのは経営的にもスポーツ面的にもリスクがある。

 

 バルセロナは、他クラブからの引き抜きを恐れ、プロジェクトを無視した長期契約を締結する癖があり不良債権化した選手を数多く抱えているのが現状。
 指揮官が求めている以上、新契約締結は選択肢としてありだと感じるが、2〜3年程度に抑えておくのが緊張感を保てると考えるのだが果たして。

 

 

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