攻撃陣の補強を画策するASローマ、チェルシーからアブラハム獲得を正式発表

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 ASローマが、チェルシー所属のFWタミー・アブラハムを完全移籍で獲得したことを発表した。
 報道によると、アブラハムはローマと2026年までの5年契約を締結。

 

 ローマは、チェルシーに対し移籍金4000万ユーロを支払うことになるとのこと。
 なお、この取引には買い戻しオプションが付随。

 

 2023年夏から有効になる契約で、買い戻しには移籍金8000万ユーロが必要となる。
 2004年からチェルシーの下部組織に在籍し2016年にトップチームデビューを果たしたアブラハム。

 

 その後、レンタル契約で複数のクラブを転々とし、19-20シーズンにチェルシーへ復帰。
 フランク・ランパード元監督の下で攻撃の起点として活躍。

 

 ただ、ランパード元監督が解任され、トーマス・トゥヘル監督就任で状況が一変。
 安定して出場機会を得ていたアブラハムだが、トゥヘル監督の信頼を勝ち得ず序列が低下。

 

 新シーズンの構想から外れ、早くからローマ移籍が噂され続けてきた。
 去就が注目されていたアブラハムだが、ローマ移籍が決定しクラブの公式サイトを通じて次のようなコメントを残した。

 

「 クラブが自分を本当に欲しがっているかどうかは、感じ取ることができるんだ。ローマは、タイトルやトロフィーを獲得するために戦うにふさわしいクラブだ。僕は大きなトロフィーを獲得した経験があるし、再びそのような大会に参加したいと思っている。このクラブで9番を背負うのはとても光栄なことだ。早くスタートしてチームを助けたいと思っているよ 」

 

 新天地で背番号9を背負うことが決まったアブラハム。
 獲得に投資した移籍金や託された背番号を考えると、クラブ関係者から大きな期待が寄せられているのは間違いない。

 

 ジョゼ・モウリーニョ監督の下、チェルシーで見せた得点力を披露することができるか注目だ。

 

 

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