冬にチェルシー退団濃厚のケーヒル、ミランとユナイテッドが争奪戦に名乗り

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 チェルシー所属のDFガリー・ケーヒル。今冬の移籍市場での移籍が噂されるケーヒルに対し、ACミランとマンチェスター・ユナイテッドが獲得に関心を示しているようだ。

 

 ケーヒルには、主にチャンピオンシップ( イングランド2部リーグ )のアストン・ヴィラが獲得に関心を示している。
 イングランド国内でのプレーを望んでいたケーヒルにとって、ユナイテッドからの関心は魅力的に映るはずだ。

 

 とはいえ、すでに30歳を超えているケーヒル。
 ジョゼ・モウリーニョ監督は、選手の年齢問わずトップレベルを維持できるならば迷いなくピッチに送り出すタイプの指揮官。

 

 だが、クラブ首脳陣の考えは別だ。
 30歳を超えるベテラン選手に対する値踏みは厳しいものがある。

 

 今夏に獲得が濃厚視されていたトッテナム所属のDFトビー・アルデルヴァイレルトの加入が実現しなかったのは、クラブ首脳陣が高額な移籍金の捻出を拒否したためだ。

 

 ケーヒルとチェルシーの現行契約は、今季終了後に満了を迎えるため獲得には多くの移籍金は必要ないと見られている。
 だが、サラリーはそれなりの金額を捻出しなければならないと予想でき、クラブ幹部がどこまで容認できるかが注目か?

 

 そして、野戦病院化するミランにとって、守備組織の再構築は可及的速やかに対応しなければならない案件だ。
 資金面、選手のパフォーマンス両面でミランが獲得できる選手がマーケットに出回る可能性は極めて低い。

 

 いわゆるコスパの良い選手であり、戦術や環境面に適応しやすいベテラン選手が望ましいところ。
 多くのクラブを渡り歩き、ビッグマッチを多く経験し、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ優勝経験のあるケーヒルは、ミランにとって魅力的な選手として映っているだろう。

 

 ケーヒルの移籍交渉に関しては大きなジレンマがあることは間違いない。
 ユナイテッドへの移籍を認めれば、ライバルクラブの戦力補強を手助けすることになる。

 

 ミランやアストン・ヴィラへの移籍が理想だが、選手はイングランド国内のより高いレベルでのプレーを望むだろう。
 最後の決断はケーヒルに託されることになると考えられるが、チェルシーとミランの間に残る交渉のパイプのことを考えると、イタリア行きが有力なような気もする。

 

 今冬の移籍市場で大型補強が噂されるチェルシー。
 マウリツィオ・サッリ監督の構想に含まれていない多くの選手が、冬にクラブを後にすることになると予想。

 

 補強資金捻出、そして新戦力獲得に向け登録選手数に空きを作るためだろう。
 すでに、ミランはMFセスク・ファブレガス獲得に動いていることもあり、ダブル獲りを実現させることととなるか?

 

 ジョゼ・モウリーニョ監督がチェルシーを率いていた当時師弟関係にあったケーヒルを強奪することになるのか?
 ミランとユナイテッドが争奪戦に参戦することで、アストン・ヴィラへの移籍の可能性は限りなく低いと考えるのが妥当なのかもしれないが、今後の行方はいかに?

 

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