ウェスト・ハム所属のMFデクラン・ライス。レアル・マドリーが獲得に関心を示しているようだ。
レアル・マドリー
ウェストハム所属のMFデクラン・ライス獲得に関心?情報の信憑性は…
解説者のコメントだが事実は?https://t.co/yKkw78qQRM— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) April 15, 2019
現役時代ウェスト・ハムでプレーした経験を持つスコット・ミント氏がライスのマドリー移籍を主張している。
2017年にウェスト・ハムでトップチームデビューを果たしたライス。
昨季終盤戦からスタメンに定着し、今季もリーグ戦で31試合に出場し2ゴールをマークする活躍路披露。
ユース世代では、アイルランド代表の各年代の代表チームでプレーしたが、昨年イングランドA代表デビューを飾り、以後イングランド代表でプレーすることを決意。
A代表デビューも果たし、将来の活躍が大きく期待されている。
ここ数年の活躍で、ライスの市場価値は飛躍的に向上。
現在の市場価値は、推定6000万ポンド程度と言われている。
すでに、マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティからも関心が寄せられており、今夏争奪戦の様相を見せている。
ライスのマドリー移籍の可能性を暴露したミント氏は、次のようなコメントを残している。
「 レアル・マドリーも彼のドアをノックし、家族と話をしていると聞いている。誰だとは言わないが信頼できる情報源からの話だ 」
この発言が全て事実だと仮定し、マドリーが獲得に動いているとすれば、クラブ運営と補強動向には一抹の乖離があるように感じるのは筆者だけだろうか?
ジネディーヌ・ジダン監督は、スタメンに個人能力の高い選手を固定して起用する傾向が強い。
近年、若手選手中心の戦力補強に動いてきたマドリーだが、ジダン政権下で大きく飛躍した選手は正直数える程しかいない。
今季大ブレイクを果たした、FWヴィニシウスも負傷から復帰後にポジションを用意されているかどうかは不透明。
これまで獲得してきた若手選手は、リザーブチームもしくは準レギュラー、控えという苦しいポジションを務めており決して成長に向けた動きが取られているとは言い難い。
最終的に、レンタルまたは完全移籍でマドリーを後にする選手が多い現状を考えると、ライス獲得にも相応のリスクがあるのは事実。
マンチェスター・ユナイテッド所属のMFポール・ポグバやトッテナム所属のMFクリスティアン・エリクセン、パリ・サンジェルマン所属のMFアドリアン・ラビオ獲得が噂されるマドリーにおいて、ライス獲得のメリットは移籍金が他選手と比較すると安価であるという点くらいか?
ライスのマドリー移籍が実現したとしても、現主力陣からポジションを奪い取ることは難しい。
トニ・クロースの去就は不透明であるが、その他の選手はジダン監督から絶大なる信頼を集めている。
マドリーでの過去3シーズン、大きな成長が期待された若手選手は多く在籍。
だが、ジダン監督はそれらの選手を積極的に起用する姿を見せることはなく。。。
来季の復権をかけ、大型補強が噂されるマドリー。
複数の主力選手の流出が噂されている現状においても、代役に若き才能に期待を寄せることとなるのだろうか?