今季後半戦から、チェルシーからレンタル契約でアトレティコ・マドリーでプレーしたFWアルバロ・モラタ。
報道によると、チェルシーがモラタ復帰を求めアトレティコに決断を迫っているようだ。
今冬の移籍市場で18ヶ月間のレンタル契約でアトレティコへ加入したモラタ。
古巣復帰を果たし、ラ・リーガで6ゴールをマークする活躍を披露し、徐々に本来のパフォーマンスを取り戻しつつある。
このままアトレティコへの完全移籍の道を探るモラタだが、チェルシーは今夏の復帰に向け動きを強めているという。
チェルシーとアトレティコの現行契約には、選手を呼び戻すことができるオプションが付与されている。
今夏、そして来冬の移籍市場で補強禁止が言い渡されるチェルシーは、レンタル契約中の選手は貴重な戦力。
ゴンサロ・イグアインの完全移籍の道が絶たれ、エデン・アザールがレアル・マドリーへと旅立った。
貴重な得点源を失い、実質オリヴィエ・ジルーを中心にCFを回していかなければならなくなった現状を受け、モラタ復帰を検討しているという。
オプション行使を視野に入れるチェルシー。
だが、アトレティコもアントワーヌ・グリーズマンの退団が決定した今、モラタも同時にクラブを去ることになれば死活問題。
新シーズンもモラタを引き止めるためには、移籍金5000万ポンドの支払いが必要となる。
とはいえ、アトレティコには実質的な資金がないに等しい状態。
グリーズマンの売却益は、そのままベンフィカ所属のジョアン・フェリックス獲得に投資される見通し。
ロドリの退団を見据え、レアル・マドリーからマルコス・ジョレンテを獲得しており、モラタを引き止める移籍金を捻出するのは難しいのが現状。
長年アトレティコを支え続けてきた中心選手の多くがクラブを退団し、複数のセクションで補強が必要なアトレティコ。
八方塞がり感のあるアトレティコだが、モラタの慰留を実現させることができるのか注目だ。
アトレティコ・マドリーに決断の時?
アルバロ・モラタ、チェルシー復帰の可能性もhttps://t.co/4ieF3ushoh— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) June 29, 2019