今冬の移籍市場でユヴェントスからレンタル契約でチェルシーへ加わったFWゴンサロ・イグアイン。今後2回の戦力補強が禁止されるチェルシーは、イグアイン残留に向け全力を注いでいる。
ゴンサロ・イグアイン
来季もチェルシー残留の可能性も?完全移籍、または再レンタルで獲得を検討https://t.co/uAUEAnOsq9
— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) May 10, 2019
報道によると、チェルシーはイグアイン獲得に向け2つのプランを用意。
・移籍金3600万ユーロを支払い買取オプションの行使
・レンタル料1600万ユーロを支払い1年間の再レンタル契約締結
いずれにしても、マウリツィオ・サッリ監督から評価されるイグアインの残留はクラブ内で建設的に議論されている様子。
要因は一つ。
今後2回の戦力補強禁止処分を言い渡されたチェルシーは、マーケットで大きな動きを取ることができない。
レンタルバックの中心の補強になることは間違いなく、同時に主力選手流出の可能性も指摘されており戦力の拡充は必須。
一方、チェルシー加入後も本来のパフォーマンスを披露できていないイグアイン。
仮に、レンタル契約終了でユヴェントスへ復帰した場合、ポジションは用意されていない。
今夏に再び新天地を求めることは必須であり、自信を評価するサッリ監督の下で今後もプレーすることが理想的な選択であることは間違いない。
今冬にチェルシー加入以降、オリビエ・ジルーより多く出場機会を与えられたイグアイン。
だが、大きなインパクトを残すことができずクラブ首脳陣の方針は高額に設定された買取オプションを行使しない方針だと言われてきた。
全ての状況を一変させたのが補強禁止処分の訴えがFIFAにより退けられたこと。
今後、スポーツ仲裁裁判所への上訴が予定されているが、マーケット開幕までに結論ができるかどうかは不透明。
現スカッドの維持に注力し始めるチェルシーが、来季の飛躍を期待しイグアインの残留を検討し始めている。
チェルシーにとって、理想的な選択はレンタル契約の延長だろう。
シーズン後半戦の活躍を考えれば、31歳のイグアインを完全移籍で獲得することはリスクが高すぎる。
レンタル料としてはやや高額な印象もあるが、1600万ユーロを支払い1年間延長を中心にユヴェントスと交渉を進めていくのではないかとみられている。
補強禁止処分の決定が下らなければ、今夏にビッグネームの補強が噂されていたが、現時点では困難な状況に追い込まれイグアイン慰留に全力を注ぐこととなりそうだ。