セルヒオ・ラモス、マドリー退団を決断?ペレス会長に契約解除を求め

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 レアル・マドリー所属のDFセルヒオ・ラモス。フロレンティーノ・ペレス会長との関係悪化を受け、今夏のクラブ退団が大きく報じられている。

 

 

 

 

 クラブとの現行契約を2021年まで残すS・ラモスは、今夏の移籍に向け大きな歩みを踏み出した。
 中国スーパーリーグのクラブから選手に対し破格のオファーが届いたとされている。

 

 S・ラモスは、『 拒絶し難い条件 』として移籍を前向きに検討していると伝えられる。
 だが、中国のクラブはS・ラモス獲得に向け移籍金の支払いに難色を示しているのが現状で、選手側が今夏の移籍実現に向けクラブ側の説得を試みている様子。

 

 ペレス会長との関係悪化、そして新たな挑戦を求めS・ラモスは今夏の退団を検討している。
 クラブ側に、現行契約の解除要求を突きつけており移籍を強行しようとする。

 

 だが、これは正直非常識な要求だろう。
 S・ラモス獲得には、移籍金そして年俸を含めると1億ユーロを超える投資が必要になる事案。

 

 なお、契約解除金は8億ユーロに設定。
 33歳を迎えたとはいえ、未だトップフォームを維持しクラブと残り2年間の契約を残している現状、FFP制度を考えれば移籍金ゼロでの売却はクラブとして選択肢はない。

 

 ビジネス化が大きく進んだ欧州サッカーにおいて、S・ラモス級の選手を無償提供することはありえないことだ。
 これは、選手側も理解しているはず。FFPの問題もある。

 

 報道が、どこまで真実なのかは不明。
 仮に、報じられている内容が全て真実だとすれば、S・ラモスが取ろうとする行いはナンセンスとしか言いようがない。

 

 とはいえ、ペレス会長はS・ラモス売却のチャンスを探っていることは間違いない事実。
 破格の条件で受け入れるクラブが現れれば、迷わず売却を決断するだろう。

 

 その利益を活用し、噂されるナポリ所属のDFカリドゥ・クリバリ獲得に動くことは間違いない。
 キャプテンとしてクラブをまとめようとする姿は素晴らしいが、選手の存在はクラブ内のヒエラルキーを完全に崩壊させているのが現状。

 

 今季、ペレス会長との関係が急速に悪化したのはチャンピオンズリーグ敗退が決定した際の口論だけではないはず。
 フレン・ロペテギ元監督、サンティアゴ・ソラーリ全監督解任時の新監督人事に大きく介入し、新監督招聘に向けリストアップした候補をことごとく潰してきた遺恨もある。

 

 選手側のエゴを先陣を切って主張したのもS・ラモスだとも言われている。
 ここ数年の行き過ぎた行為は、S・ラモスがマドリーというクラブで自ら居場所をなくしてしまう愚かな行動であったことは間違いない。

 

 クラブにとって、キャプテン退団は大きなマイナスになると予想されるが、個人的には売却は良き選択だと考える。
 近年、ビッグマッチで最終ラインに巨大すぎるブラックホールを作ってしまうS・ラモス。

 

 とりわけ、今季のこの動きが多く脆弱な最終ラインの象徴としても大きな非難を集めた。
 ラファエル・ヴァランの成長が鈍化するのもS・ラモスの利己的なプレースタイルも影響しているはず。

 

 ここ数年のパフォーマンスの劣化、立ち振る舞いなどを考えれば、この夏が売却に向けたベストタイミングなのかもしれない。
 マドリーの理想は、パリ・サンジェルマンが獲得争奪戦に乗り出してくれるのを祈るばかりだろうか?

 

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