エヴァートン所属のMFイドリッサ・ゲイェ。今夏の移籍市場でパリ・サンジェルマン移籍を目指しクラブを退団する意向のようだ。
エヴァートン所属のMFイドリッサ・ゲイェ
今夏にクラブ退団を希望
パリ・サンジェルマン移籍を目指すhttps://t.co/UP9RNjhBA9— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) February 18, 2019
今冬の移籍市場でパリSG移籍が近づいていたゲイェ。
交渉は大詰めまで行われ、選手はクラブ側にトランスファーリクエストを提出し移籍は既成事実として伝えられていた。
パリSG側も、2150万ポンドの移籍金を用意するなど獲得に本腰。
ただ、最終的にエヴァートンが売却を良しとしなかったため交渉は決裂。
この結果に選手はひどく落胆し、後半戦のプレーに影響が危惧されている。
ステップアップ実現は目前で破断に終わったゲイェは、未だパリSG加入を望んでいる。
今夏の移籍を目指し、積極的に動いているのが現状。
選手本人は、自身の去就について次の通り語っている。
「 僕の夢は残念ながら叶わなかった。どんな選手だって努力して最高のチームでプレーしたいと思っているよ。最高のチームで最高の試合に出たいんだ。僕を含めた多くの選手はチャンピオンズリーグでプレーすることを願っている 」
「 僕は光栄なことにパリ・サンジェルマンの目に止まった。この事実を励みに今後ヨーロッパの中でも最高のクラブに加入することを目標に努力を続けるよ。これは大きなステップアップになると思う 」
「 僕は努力を続けるよ。パリ・サンジェルマンが再びオファーしてくれることを願ってね。29歳の年齢でこのチャンスを逃したくないんだ 」
パリSG移籍に意欲的なゲイェ。ただ、懸念視されるのは現在にパリSGがゲイェ獲得を希望しているのかという点だ。
アドリアン・ラビオが今季限りでの退団が決定し、冬のタイミングで中盤の即戦力の選手補強を目指していたパリSG。
これは、ラビオがリザーブチームへの降格とマルコ・ヴェッラッティの長期離脱が決定していたからだ。
ラビオ退団は回避することはできないものの、夏のターゲットは将来性あるビッグネーム候補がリストアップされていることだろう。
そう考えると、新シーズンスタート直後に30歳を迎えるゲイェを夏のタイミングでどこまで評価しているかは少なくない疑問だ。
さらに言えば、パリSGがゲイェに提示した2150万ポンドを夏に満額用意するかは疑問。
冬の移籍マーケットを見越した価格設定であったことは間違いなく、夏に獲得に動くとすればさらなる減額が予想される。
エヴァートンは、選手側からトランスファーリクエストを受け取り、なおかつ決して安くないオファーを受けながらもシーズン途中の売却を決断しなかった。
好条件で冬と同程度のオファーというのが現実的なシナリオだろう。
ただ、パリSGは他選手へターゲットを移していることは間違いなく、選手はさらなる落胆を強いられなければよいのだが。