パリ・サンジェルマン所属のFWネイマール。ネイマールは、代理人を務めるネイマール・シニア氏に対し、レアル・マドリーへの移籍の意思を伝えたという。
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現在負傷離脱中のネイマール。ロシア・ワールドカップ本大会出場を目指し、手術を受け完治を目指す。
リハビリのために母国ブラジルに滞在中のネイマールは、チャンピオンズリーグベスト16で敗退が決まったクラブへの合流には否定的な考えの様子。
ネイマールは、自身が理想とするキャリアをパリSGで歩むことはできないと疑いを持ち始めている。
パリSG入団以降、自身の振る舞いが“ 身勝手 ”と揶揄され、クラブ内での確執も多い。
欧州主要リーグの中で、伝統と格式そしてリーグのレベルがワンランク劣るリーグ・アンで、サポーターから痛烈な批判を受けることに苛立ちを持っている。
ネイマールは、再び表舞台に返り咲くため、シニア氏へレアル・マドリー移籍の可能性を探るよう求めたという。
シニア氏は、今後パリSGに対しマドリー移籍の許可を求める方向で調整を進める模様。
ネイマールは、この夏に自由に契約交渉を行えるよう、今後クラブから支払われるサラリーの受け取りを拒否する可能性もあるようだ。
だが、ネイマールのこの動きにパリSG側も黙ってはいない。すでに、ナセル・アル・ケライフィ会長とエンリケ・アンテロSDが近日中にブラジルへ渡りネイマールの説得に当たると見られている。
昨年夏、バルセロナが設定した2億2200万ユーロの契約解除金満額を支払いパリSGへ新天地を求めたネイマール。
クラブとの現行契約は2022年まで残しているものの、マドリー移籍の可能性は常に伝えられ続けてきた。
サポーターやチームメイトとの確執、CLの早期敗退、リーグ・アンのレベルの低さ。
ネイマールがパリSG退団を望む理由は複数ある。
なによりも、ネイマールは個人賞としては最高の名誉であるバロンドール賞獲得を目指している。
リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドの2強体制に終止符を打てる実力者はネイマールのみであるともされている。
だが、選手本人は欧州頂点まで距離の長いパリSGでは、実現不可能だと判断しているのかもしれない。
現在26歳のネイマール。これからサッカー選手として最も充実した時を過ごすことが予想され、無駄な時間を過ごすことは許されない。
マドリーはチャンピオンズリーグ史上初となる2連覇と大偉業を達成。
なにより、フロレンティーノ・ペレス会長はネイマールをクラブに招き入れることを切望している。
バルセロナ在籍時は、クラブ間の交渉が難しく手を拱いていたペレス会長だが、保有権がパリSGへ映ったことで状況は一変。
すでに、マドリーはネイマール獲得に向け4億ユーロという途方もない条件を用意しているとも噂されている。
昨年夏、マーケットに激震が走ったネイマールのパリSG移籍オペレーション。
現時点でも実現不可避とみ見られるマドリー移籍オペレーションだが、世代交代が推し進めようとするペレス会長は悲願であるネイマール獲得を実現させることができるのだろうか?