パリ・サンジェルマンが来夏の移籍市場に向け大きな動きを見せようとしている。
報道によるとFWエディンソン・カバーニを売却し、アーセナル所属のFWアレクシス・サンチェスの獲得を画策しているようだ。
この夏、バルセロナからFWネイマール、ASモナコからFWキリアン・ムバッペを強奪したパリSG。
昨季までチームの得点源として活躍しているカバーニと形成する前線のユニットは強力。
順風満帆なシーズンを過ごすとみられていたパリSGだが、カバーニとネイマールの間に大きな確執が。
ナセル・アル・ケライフィ会長、ウナイ・エメリ監督の尽力の賜物で、内部分裂は防がれたものの、UEFAがファイナンシャル・フェアプレーの調査を始めるなど、ピッチ外での問題も表面化。
パリSGに与えられた時間は、2018年6月30日まで。
ケライフィ会長は、FFP問題のクリアに自信をのぞかせているが、現実とは大きくかけ離れているという。
現地メディアが伝えた情報によると、パリSGはネイマールやムバッペを中心としたチーム構築を画策。
同時に、 FFPの問題をクリアすべく、複数の主力選手の売却を模索しているようだ。
報道によると、パリSGはカバーニを売却し、アーセナルとの現行契約が満了を迎えるA・サンチェスの獲得を目指すという。
カバーニの移籍金は8000万ユーロとも伝えられており、同選手売却でクラブは大きな利益を手に入れることができる。
一方で、アーセナルはA・サンチェスの慰留は困難と考えており、パリSGのMFユリアン・ドラクスラーとトレードを検討している。
カバーニ売却で巨額の資金を得ることができるが、出場機会が限定されているドラクスラーを放出することとなれば現役化を画策していることは間違いない。
A・サンチェスの獲得が実現した場合、パリSGの攻撃ユニットはバルセロナのそれと同等のレベルが期待できる。
得点力があり、かつ流動的なスタイルは、リーグ・アンの枠にとらわれずチャンピオンズリーグでも猛威を振るうことが期待されている。
今季終了後にパリSGはムバッペの買い取りオプションを行使するために、今季終了後に1億8000万ユーロを支払わなければならない。
これを考慮すれば、5~6人の主力選手の売却を決断しなければならいと伝えられている。
オイルマネーで潤うパリSGだが、A・サンチェス獲得には大きな障害がへだたることとなるだろう。