ACミランが、チェルシー所属のFWロメル・ルカク獲得を目指しているようだ。
昨年夏の移籍市場でクラブ史上最高額となる9800万ポンドの移籍金でインテルからチェルシーへ加入したルカク。
大きな期待を受けチェルシーに加入し、シーズン序盤はゴールを奪うなど活躍を見せていた。
しかし、シーズンが進むにつれゴールが遠のき、2022年に入ってからはプレミアリーグやチャンピオンズリーグで無得点が続くなど、厳しい状況が続いている。
チェルシーでの立場を失い、最近では古巣インテル復帰が噂されるルカクに対し、ミランが獲得の可能性を探っているとの報道。
ミランがルカクを獲得する絶対条件は、噂されるクラブ買収交渉が成立するだろう。
クラブ買収で財政状況に大きな変化が見られれば、ルカク争奪戦をリードすることが可能となる。
今季、セリエA優勝争いを演じるミランだが、前線の高齢化という大きな問題を抱えている。
これまでクラブを牽引したFWズラタン・イブラヒモヴィッチは負傷に苦しみ、イブラヒモヴィッチの負担軽減が期待されていたFWオリヴィエ・ジルーは苦戦が続く。
インテルで大きな結果を残したルカクを獲得できれば、状況の改善が期待できるのかもしれない。
ただ、問題は獲得に伴う巨額の資金だ。
今季の低迷で市場価値は減少傾向にあるが、チェルシーは獲得に投資した移籍金の回収を目指すことは間違いない。
何より最も重い負担となるのが、選手が受け取る週給32万5000ポンドとされる高額なサラリーだ。
現経営陣では、これだけの条件を用意することができないため、やはりクラブ買収が大きな条件となる。
一方のチェルシーは、イギリス政府からの制裁によってロマン・アブラモヴィッチ氏がクラブ売却を表明した。
現スカッドの維持やクラブ運営方針は新オーナーの決断次第だが、現時点で判明している点はトーマス・トゥヘル監督の構想外の選手は、市場価値を下回る金額でも放出を決断するとされている。
プレミアリーグにフィットできずゴール欠乏症に悩まされるルカク。
来季のトゥヘル監督の構想に含まれているかどうかは、現時点で不明だが新たな基準点となるストライカーを確保できればルカク売却が大きく進むこととなるが。
ACミラン
チェルシー所属のFWロメル・ルカク獲得に関心https://t.co/p1QAKE8wRM— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) April 21, 2022