チェルシー所属のFWロメル・ルカク。
古巣インテルがルカク復帰を目論みチェルシーと交渉を行い、クラブ間合意目前にまで迫っているという。
昨年夏の移籍市場で、クラブ史上最高額となる移籍金9750万ポンドでチェルシーへ移籍。
自身2度目のプレミアリーグ挑戦となった昨季、公式戦44試合に出場し15ゴール2アシストを記録。
しかし、ルカクのパフォーマンスはリーグ戦でノーゴールが続くなど周囲の期待を大きく裏切る形となり、今夏の退団は不可避だという報道もある。
2021年12月にはクラブに無許可でイタリアメディアの取材に応じたルカクは、インテルへの未練を感じさせるコメントを残したことで物議を醸す。
今夏の移籍マーケット開幕前にもインテル復帰を目論むコメントを口にしていた。
かつての絶対的エースから逆オファーを受け、インテルはルカク獲得に向け交渉を開始したものの、障害は想定通り高かった。
当初、完全移籍での獲得に向けチェルシーと交渉を行ったインテル。
最大の障害は高額に設定されてた移籍金と、ルカクが受け取るサラリーにある。
インテルにとって朗報であったのは、インテル復帰を目論むルカクが大幅なサラリーの減額を受け入れた点。
事実上、選手と個人合意を取り付けることに成功。
新シーズンをチェルシーでプレーする選択肢のないルカクを抱えることはチェルシーにとってマイナスである。
ただ、チェルシーは移籍金の減額に応じる考えはなく、完全委関での取引であれば満額の支払いを求めている。
そこで代案として浮上したのが、有償のレンタル移籍だ。
チェルシーは、ルカクのレンタル移籍での取引に少なくとも1000万ユーロのレンタル料を要求しているが、インテルは500万ユーロでの獲得を希望しており、両クラブが考える金額には隔たりがある。
チェルシーにはレンタル料の減額の交渉には応じられない姿勢を貫いているため、インテルが金額の差を埋めていくしかない。
インテルは、すでに資金調達に向け調整を続けていると伝えており、オーナーであるスティーヴン・チャン氏の決断次第だと伝えている。
今季、ACミランと最後までスクデット争いを演じ、リーグ戦を2位でフィニッシュ。
覇権奪還に向け限られた資金で効果的な補強に尽力しており、攻撃陣の再構築に向けルカクを迎え入れることができるのか注目が集まっている。
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チェルシー所属のFWロメル・ルカク獲得が目前に迫るhttps://t.co/IhpnDuIXiy— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) June 20, 2022