退任という解任、マンチェスター・ユナイテッドがジョゼ・モウリーニョ監督の電撃退任を発表

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 マンチェスター・ユナイテッドが、クラブを率いるジョゼ・モウリーニョ監督の退任を正式発表した。
 2016年夏にユナイテッドの指揮官に就任したモウリーニョ監督。

 

 就任初年度にリーグカップ戦とヨーロッパリーグのタイトルを獲得。
 大型補強の恩恵もありタイトル獲得には成功したが、勝負の2シーズン目にプレミアリーグのタイトルを獲得することができず。

 

 今季もリーグ第17節を終了した時点で6位と低迷。
 直近のリヴァプール戦で“ 1-3 ”と大敗。

 

 これまで解任の噂はたびたび伝えられていたものの、最近は徹底された情報管理で噂すら浮上することはなかった。
 今季はモウリーニョ体制でシーズンを終えると思われていたが、チャンピオンズリーグラウンド16の組み合わせが決定したことのタイミングでの解任には驚かされるばかりだ。

 

 やはり解任に踏み切るきっかけとなったのは、直近のリヴァプール戦か?
 スコア以上に試合内容は大きな開きがあったのが事実。

 

 今冬の移籍市場で大型補強が噂されるユナイテッド。
 クラブは、モウリーニョ監督への投資を早々に諦めていた感があった。

 

 今夏の動きで、それは見て取れた。
 とはいえ、近年の低迷を指揮官一人に押し付けるのは話が違う。

 

 クラブ首脳陣の一貫性のない戦力補強やビジネス面を重視しすぎる傾向も大きく批判されるべきだろう。
 サー・アレックス・ファーガソン元監督退任以降、人材の発掘は完全に忘れ去られスタイルも他クラブと大きく溝を開けられた。

 

 ユナイテッドが思考するサッカーは、5年前から歩みを止めたままだ。
 モウリーニョ監督解任で、選手は言い訳という後ろ盾を完全に失った。

 

 崖っぷちを片足で立ち続けるユナイテッド。
 現状を、どのような形で打開していくのかクラブ首脳陣の決断に注目が集まる。

 

 なお、クラブは後任人事に動いており、フルタイムでチームを託せる指揮官を探すと強調。
 噂されるジネディーヌ・ジダン氏の就任がありえるのか注目だ。

 

 

 

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