低迷続くASローマ、指揮官交代を検討?アントニオ・コンテ氏招聘に向けトッティ氏が接触

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 今季、低迷が続くASローマ。セリエA第15節を終了した時点で8位と大きく出遅れている。
 ここ数年、毎年のように絶対的王者ユヴェントスを追い詰め優勝争いを演じてきたローマにとって、今季の成績は物足らないのが間違いない。

 

 報道では、ジェームズ・パロッタ会長もチームの現状に業を煮やしており、指揮官交代を画策。
 チームのアイコンとして長く活躍し、現在はディレクター職を務めるフランチェスコ・トッティ氏を通じて、アントニオ・コンテ氏招聘に向けコンタクトをとっているようだ。

 

 すでに、トッティ氏はコンテ氏と電話で接触し、招聘に向けて動き始めている。
 動きはフロントだけではなく、チームキャプテンを務めるダニエレ・デ・ロッシもコンテ氏招聘に向けメッセージを送ったとされている。

 

 これでは、現指揮官のエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督は形無しだ。
 今季の不振は、ディ・フランチェスコ監督だけに背負わせるのは理不尽だ。

 

 財政状況は火の車状態のローマ。主力選手の売却で赤字解消に動くものの、焼け石に水。
 多くの選手を獲得したものの、新戦力のフィットが遅れてリーグ戦で復調のきっかけをつかめずにいるのが現状だ。

 

 とは言え、来季チャンピオンズリーグ出場権確保失敗は、ローマにとって死活問題。
 リーグ4位でシーズンをフィニッシュすべく、コンテ氏招聘を目指している。

 

 コンテ氏は、セリエAで複数のクラブを率い実績を残し、ユヴェントスへ復帰。
 ユヴェントスの常勝軍団構築の礎を築き、その後イタリア代表やチェルシーを率い結果を残してきた。

 

 だが、ユヴェントスとチェルシーでは補強方針をめぐりクラブ幹部と対立。
 コンテ氏は、就任当初のスカッドで結果を残し、翌シーズンに大型補強をクラブ側に求め関係を悪化させクラブ退任が続いてきた。

 

 巨額の赤字を抱えながらクラブを運営するローマ。
 コンテ氏を新監督に招聘するプランは良いとは考えるが、クラブ側に大物選手獲得要求を突きつけるリスクが大いに考えられる。

 

 今季、復調に向けた打開策を打ちたいローマだが、コンテ氏という禁忌に手を出してしまうことになるのだろうか?

 

 

 

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