アントニオ・コンテ氏がASローマの新監督に就任?
決定すれば、ローマは再び茨の道を歩むことになる…FFPの処分から脱したばかりなのに。
コンテ氏のユヴェントスやチェルシーでの振る舞いを考えれば。https://t.co/oreaRSZPAX— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) September 25, 2018
今季、リーグ第5節終了時点で14位と低迷するASローマ。
早くも新監督人事に動きを見せているようだ。
報道によると、昨季までチェルシーで指揮官を務めていたアントニオ・コンテ氏を新監督に招聘すべく動きを強めているという。
ローマは、今季開幕戦からわずか1勝とスタートダッシュに失敗。
クラブを率いるエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督は、成績不振を理由に解任が濃厚と伝えられている。
すでに、クラブの幹部らはコンテ氏を最有力候補として考えており、招聘に意欲的だという。
昨季、ワンランク上のクラブへ昇華したローマだが、今夏のマーケットで主力選手を次々と売却し大きくスカッドを入れ替えた。
FFPの影響などもあり、マーケットが開くたびに主力選手が新天地を求めてきたローマ。
ディ・フランチェスコ監督の立ち振る舞いは冷静で、時々に対応してきたこの夏の大きな地殻変動にプレシーズン中にチームをまとめ上げることは難しかったか?
とはいえ、今季開幕してまだ1ヶ月ほどしか経過していない。
チャンピオンズリーググループリーグもスタートしたばかりであり、現政権に見切りをつけるのは時期尚早か?
クラブは、現地時間26日に行われるリーグ第6節のフロジノーネ戦の結果を受け進退を決断するともみられており、注目が集まっている。
ユヴェントス、そしてチェルシーでリーグ優勝を経験したコンテ氏。
実績は間違いないものがあるが、過去2つのクラブでフロントと表面化した軋轢は問題だろう。
なにより、補強に即戦力( 特にワールドクラス )獲得を求める傾向にあり、現在ローマが断行中のクラブ運営とは方針が大きく乖離する。
FFP制約から解放されたばかりのローマが、このリスクを背負うだけの決断ができるのかが注目を集めそうだが。