オランダサッカー協会が、真代表監督にロナルド・クーマン氏を招聘したことを正式発表した。
協会とクーマン氏の間で取り交わされた契約は、2022年のカタール・ワールドカップ欧州予選まで。無事、本大会に出場が決定した場合、自動的に本大会終了まで延長する契約となる。
ロシア・ワールドカップ本大会出場に向けディック・アドフォカート監督が代表を率いていたものの、一度狂い始めたチームを最後までまとめ上げることはできず欧州予選でグループ3位で終わり、本大会出場を逃した。
母国のレジェンドであるクーマン氏の采配が高く注目されるようになったのは、プレミアリーグへ新天地を求めてから。
今季途中までエヴァートンを率いていたものの、今夏の補強に失敗したクラブを上昇気流に載せることに失敗し、解任されていた。
ブラジル・ワールドカップで3位と躍進を遂げたオランダ代表。
当時、チームを率いていたルイス・ファン・ハール元監督が世代交代を見送り、競争力が大きく低下。
ユーロ2016本大会出場を逃し、再建を誓っていた同代表だが本命であるワールドカップ出場を逃していた。
低迷が続くオランダ代表だが、かつてバルセロナが指揮官候補としてリストアップしてきたクーマン氏を新監督に招聘し復活を図ることとなる。
まずは、ユーロ2020で結果を残すことがノルマとされており、世代交代を押す進める代表をクーマン氏がいかにして立て直すか注目が集まっている。