混迷するレアル・マドリーの新監督人事
ブラジル代表のチッチ監督招聘に動く？https://t.co/TGV8vYGpu7— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) June 10, 2018
ジネディーヌ・ジダン前監督の電撃辞任により、新指揮官探しに奔走するレアル・マドリー。
ビッグネームがリストアップされ、精力的な動きをみせてきたマドリーだが、交渉は全て空振りに終わっているのが現状だ。
ビッグネーム招聘断念の空気が流れる中で浮上したのが、現ブラジル代表のチッチ監督だ。
ロシア・ワールドカップ南米予選途中からセレソンを率いるチッチ監督。
南米予選で低迷していたブラジル代表を見事復調させ、本大会出場を勝ち取ったチッチ監督には、ワールドカップ優勝という大きな期待が寄せられている。
ブラジルサッカー連盟とチッチ監督の現行契約は、ロシア・ワールドカップ本大会終了まで。
連盟は、2022年に開催されるカタール・ワールドカップまでの新契約をオファーしたものの、チッチ監督側は本大会終了後に決断するとしている。
前人未到のチャンピオンズリーグ3連覇を成し遂げたマドリー。
4連覇、そしてチームの若返りと大きな難題を抱えている実情を考えると、確固たるアイデンティティをもった指揮官招聘が必須。
チッチ監督は、南米のクラブを中心に指揮官を歴任。
2012年にコリンチャンスを率いてFIFAクラブワールドカップ制覇を経験。インテルナシオナルやグレミオでもタイトルを獲得するなど実績に関しては申し分ない。
ただ問題は、クラブの伝統とブラジル人監督の相性が悪い点か？
過去、ヴァンデウレイ・ルシェンブルゴ氏が指揮官に就任したことがあるが、クラブ内が混乱していた状況もあり大きな結果を残すことができていない。
国際的なネームバリューは、欧州のトップレベルの指揮官と比較すると若干劣る部分がある。
チッチ監督が、ワールドカップで好成績を残せば、名実ともにトップレベルと肩を並べることとなり、マドリー指揮官就任に向けた大きな後押しとなるのだが果たして。