チェルシーは、クラブを率いるフランク・ランパード監督の解任の可能性を検討しているという。
昨季から指揮官に就任したランパード監督。
補強禁止処分が言い渡されていたチームの指揮官就任は大きなチャレンジでもあったが、それまでの課題であった世代交代を見事実現させ、若手中心のチームでプレミアリーグを4位でフィニッシュ。
今季、チャンピオンズリーグ出場権を確保し、今夏の移籍市場で大型補強を断行。
チェルシーが獲得したがFWティモ・ヴェルナー、MFカイ・ハヴェルツ、MFハキム・ツィエク、DFチアゴ・シウバなど他クラブが羨む人選ばかり。
この大型補強でプレミア上位進出の足掛かりのきっかけを掴みたかったチェルシーだが、ランパード監督の経験不足が露呈。
決まらない、決められない戦術。試合展開を読み切れないなど不安定な戦いに終始しリーグ戦での直近6試合でわずか1勝と苦しい戦いを強いられているのが現状。
クラブフロントは現行体制に限界を感じ、早くもランパード監督の後任を探しているという。
とはいえ、現在フリーでチェルシーのようなクラブを率いるだけの実力を持つ指揮官候補は少ないのが現状。
プレミアリーグ挑戦を虎視眈々と狙うマッシミリアーノ・アッレグリ氏くらいなものか。
だが、ロマン・アブラモヴィッチ会長就任以降、長期政権を築き上げた実績のないチェルシーにアッレグリ氏がオファーを引き受けるかどうかは疑問が残る。
さらにシーズン途中の就任であることを考えれば、名将とはいえプレミアリーグ未経験は大きなリスク。
このままランパード政権が復調のきっかけを掴み取ることが理想だが、前半戦の戦いを鑑みる限り苦しい状況下にある。
リーグ戦で苦しい戦いを強いられるランパード監督だが、クラブは指揮官解任という大鉈を振るうことになるのか注目だ。
チェルシー
フランク・ランパード監督解任の可能性が浮上https://t.co/eg0dzS4Fkn— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) January 4, 2021