チェルシー、フランク・ランパード監督を電撃解任

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 チェルシーを率いるフランク・ランパード。クラブは、ランパード監督の解任を発表した。
 2019年夏からチェルシーを率いて生きたランパード監督。

 

 ビッグクラブ初挑戦の19-20シーズン。
 クラブの補強禁止処分などの影響もあったが、若手中心のチームを構築し初陣をリーグ4位、FAカップ準優勝という成績を残した。

 

 補強禁止処分が開けた昨年夏の移籍市場で空いて2億5000万ポンドを投資する大型補強を断行。
 ティモ・ヴェルナー、カイ・ハヴェルツ、チアゴ・シウバ等、複数のビッグネームを獲得し今季の成績が大きく注目されていた。

 

 しかし、序盤から低空飛行を続けリーグ第19節終了時点で9位と不審。
 大型補強を結果につなげることができず、電撃解任が決定した。

 

 ランパード監督解任に際し、クラブは次のような声明を発表した。

 

「 これは非常に難しい決断だった。我々はフランクが監督として成し遂げたことに感謝している。だが、最近の成績やパフォーマンスはクラブの期待に応えているとは言い難く、明確な道筋が見えないままリーグの注意にとどまっている。そのため、クラブのレジェンドであるフランクと分かれるには良い時期ではないが、じっくりと検討した結果、今シーズンのパフォーマンスと結果を向上させるための時間をクラブに与えるために、監督交代が必要だと判断した 」

 

 また、クラブのオーナーを務めるロマン・アブラモビッチ氏も次のような声明を残した。

 

「 彼は非常に誠実で、最高の仕事の倫理観を持っている。だが、現状では監督を交代するのがベストだと判断した。クラブ、理事会、そして個人を代表してフランクには感謝を述べたく、今後の成功を祈っている。彼は偉大なクラブのアイコンであり、このクラブで彼の地位が揺らぐことはない。スタンフォード・ブリッジに戻ってくるときは、いつでも温かく歓迎したい 」

 

 なお、後任人事に向け活発に動いており、先日パリ・サンジェルマンの指揮官を退任したトーマス・トゥヘル氏が後任候補最有力として伝えられている。

 

 

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