ACミラン、ドンナルンマに届くパリSGのオファーを拒否、移籍金のさらなる増額を要求へ

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 ACミラン所属のGKジャンルイジ・ドンナルンマ。今夏の移籍市場でパリ・サンジェルマンがドンナルンマ獲得に向け正式オファーを提示したようだ。
 パリSGが提示した条件は、GKアルフォンス・アレオラの譲渡に加え、移籍金1800万ポンドを支払う内容のオファーだという。

 

 一見、良さそうな条件に見えるが冷静に考えてみると、周到に用意された条件であることが」わかる。
 アレオラの市場価値を移籍金換算し算出してみると、パリSGは合計で4600万ポンドに相当するオファーをミランに提示したことにある。

 

 ミランは、ドンナルンマの移籍交渉において6000万ポンド以上の移籍金を求めており、パリSGが提示したオファーが達していないことがよくわかる。
 怪我やスランプがなければ、向こう15年は活躍が期待できる20歳の同年代最高クラスのGK獲得に総額4600万ポンドのオファーは、経緯を書きすぎている印象。

 

 FFPの監視下にあるという現状は理解できるが、それでもだ。
 ミランは、取引に応じる姿勢を見せつつも移籍金が増額されない限り交渉の席につくことはないかもしれない。

 

 ミランの下部組織で育ったドンナルンマ。
 選手自身は生粋のミラニスタであることを公言しているが、今夏クラブが抱える機器的状況を救える数少ない選手の1人。

 

 昨年夏、ナポリから獲得したGKホセ・マルエル・レイナの存在が、大きく飛躍するきっかけとなりビッグネームへのステップを着実に歩み始めたドンナルンマ。
 パリSGへ新天地を求めた若手有力株の選手が大きく成長していないことを考えれば、トップレベルの育成部門が機能していないと表現しても言い過ぎではないのかもしれない。

 

 ミランが残留を求めるのであれば、このまま残留で成長を続けていってほしいというのが正直なところだが、ドンナルンマはどのような決断に迫られることになるのか注目だ。

 

 

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