アイントラハト・フランクフルト所属のFWルカ・ヨヴィッチ。レアル・マドリーがヨヴィッチ獲得に本腰を入れているようだ。
レアル・マドリー
フランクフルトでブレイク中のFWルカ・ヨヴィッチ獲得に本腰https://t.co/ZVRW144atE— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) April 14, 2019
この夏、ストライカーの補強に動くとみられていたマドリー。
クラブは、複数の選手をリストアップしジネディーヌ・ジダン監督が率いるクラブによりフィットする選手を分析した結果、ヨヴィッチが適任であると考えている様子。
すでに、マドリーのホセ・アンヘル・サンチェスGDが選手の代理人を務めるファリ・ラマダーニ氏と接触し獲得の意思があることを伝えた。
選手側もマドリー移籍を建設的に考えているようで、本格的な視察もスタート。
現在、ベンフィカからレンタル契約でフランクフルトに在籍するヨヴィッチ。
両クラブの契約には買取オプションが付与されており、フランクフルトはこれを行使する方針で動いている。
ヨヴィッチの完全移籍成立後、マドリーはフランクフルトと本格的な交渉に臨むことになるという。
今季、リーグ戦26試合に出場し17ゴールをマークし、得点ランキング2位に位置している。
大きく飛躍したセルビア代表ストライカーをめぐり、バイエルン・ミュンヘンやマンチェスター・ユナイテッド、バルセロナといったクラブも獲得に関心を示している。
ビッグクラブ間で行われる争奪戦をリードしているのは、マドリーだと現地メディアは伝えている。
マドリーとフランクフルト両クラブで本格的に交渉が進められていくこととなれば、移籍金6000~7000万ユーロが相場となる。
だが、フランクフルトはマドリーの下部組織に在籍するFWルイス・デルガート、FWラウール・デ・トーマスの獲得を希望しており、トレード要員として譲渡される可能性もある。
今後具体的な交渉へ移行することが予想されるが、得点力不足に悩むマドリーが獲得すべき選手かと問われれば大きな疑問が残る。
ビッグクラブでの経験と実績が不足しているのだ。
若手選手の積極補強にシフトチェンジした近年のマドリー。
この補強戦略は、長期的な視点に立ちチームを強化していく方針だが、クリスティアーノ・ロナウド退団後の得点力不足を解消しうる人材が育っているわけではない。
状況を考えると、即戦力の補強が必要不可欠な状況にあるが、ジダン監督は本格派ストライカーの補強は考えていない様子。
カリム・ベンゼマに絶大なる信頼を置くジダン監督は、もしかしたらベンゼマと心中する考えにあるのかもしれない。
本来であれば、トッテナム所属のFWハリー・ケインやインテル所属のFWマウロ・イカルディといったビッグネーム獲得が理想的な選択。
ただ、いずれの選手も1億ユーロの移籍金を軽く超えることもあり、半額程度で獲得できるヨヴィッチ獲得に強い関心を寄せている。
今後選手としてキャリアのピークを迎える選手獲得は、理想的な選択だがC・ロナウドとは状況が異なる。
マンチェスター・ユナイテッドで結果を残しバロンドールを受賞し、鳴り物入りでマドリーへ加入してきた選手とは違う。
多大なるプレッシャーに押しつぶされ、本来のパフォーマンスを披露できない可能性も十分に考えられるだけに。
実は、ヨヴィッチの裏でビッグネーム獲得プランを画策している可能性もある。
今夏の移籍市場で推定3億ユーロの補強予算を計上し戦力補強に動こうとするマドリー。
果たして、どのクラブの誰を獲得することとなるのか注目だ。