リヴァプール、完全移籍が噂のカバクの買取オプション見送りへ

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 リヴァプールは、シャルケからレンタル契約で加入中のDFオザン・カバクに付帯する買取オプション行使を見送ることを決断したようだ。
 今季、主力センターバック3選手の長期離脱を強いられ、今冬の移籍市場で買取オプションを付与した半年間のレンタル契約でカバクを獲得。

 

 今季後半戦、公式戦13試合に出場するなど加入当初からフィットし苦しいチームを最終ラインで支え続けてきた。
 これまでの報道では、カバクに設定された移籍金2300万ユーロを投資し買取オプション行使も噂。

 

 しかし、クラブの決定は全く別のものへとなった模様。
 1シーズンをかけ長期離脱から復帰が見込まれるDFフィルジル・ファン・ダイク、DFジョー・ゴメス、DFジョエル・マティブの主力3選手に加え、急成長を果たしたDFナサニエル・フィリップス、DFリース・ウィリアムズと戦力は充実。

 

 さらに、RBライプツィヒ所属のDFイブラヒマ・コナテ獲得が目前に迫っており、来季に向けたセンターバックの陣容は潤いつつあるのが現状。
 来季に向けたスカッドの整理が必須な状況下と、補強資金を考慮すればカバクの買取オプション行使まで資金が残されていないのがリヴァプールの実情だろう。

 

 そんななか、クラブ首脳陣はカバクに設定された移籍金を支払ってまで買い取る必要がないと判断し、今夏にシャルケへの返却を決断した模様。
 ただ、大きな問題はシャルケがブンデスリーガ2部へ降格したことだろう。

 

 カバクには、2部リーグでのプレーの選択肢はなく、財政面で苦しい状況が続くシャルケも今夏の売却を検討。
 両者の思惑は大筋で一致しており、リヴァプール完全移籍の可能性が絶たれたことから、今夏に再び新天地を求めることとなりそうだ。

 

 去就が注目のカバク。
 RBライプツィヒとレスター・シティが獲得に関心を示していると伝えているが果たして。

 

 

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