チェルシー所属のMFメイソン・マウント。リヴァプールとユヴェントスの両クラブが獲得に関心を示しているという。
マウントとチェルシーの現行契約は2024年まで。
来夏に残契約が1年となるため、チェルシーは新契約締結に向け動きを強めている。
今夏以降、両者は契約延長に向け交渉を行ったが、マウントはカタール・ワールドカップに集中するため交渉の延長をクラブへ伝えた模様。
現時点で契約延長に向けた交渉は保留されているが、この動きに中止しているのがリヴァプールとユヴェントスだという。
両クラブは、今季中盤の攻撃的な選手層に不安を抱えており、来夏の補強ポジションとされている。
マウントは、チェルシー下部組織出身選手でオランダへの武者修行を経て、チェルシーの主力選手に定着。
近年は、チェルシーの攻撃を担う活躍を披露している。
マウントがチェルシーを退団する可能性は?
来夏に残契約が1年を切るため、移籍金ゼロでの退団を避けるために“ 移籍解禁 ”となるのがマーケットの定説。
今季途中に再開される見通しの契約延長交渉。
この契約延長交渉が不調に終わった場合にのみ、来夏マウントがマーケットに出回ることになるだろ。
ただ、この可能性は条件付きではあるが可能性は限りなく低い。
マウントがチェルシー退団を決意する要因は2つある
マウントがチェルシー退団を決意する要因は、大まかに分けて2つある。
1.チェルシーが提示する新契約の条件が選手側が求める条件よりも低い場合
2.今冬、来夏にクラブが補強するであろう選手の諸条件がマウントの条件よりも好条件であった場合
この2つがポイントになると予想する。
チェルシーの条件とマウントの条件に乖離がみられる
【1.】の場合だと、チェルシーフロントの経営手腕に大きな疑問を持つことになる。若干23歳でチェルシーの攻撃陣を牽引する活躍を披露する選手に対して他選手と比較して
現在、マウントはチェルシーのトップチームで最も条件の低いサラリーを受け取っている。
これを改善するべく、チェルシーが提示した新条件(サラリー)はマウントが望んでいるがくよりも低かった模様。
交渉の王道をゆくチェルシーが2度目のオファーでメイソンが納得できる条件を提示するかどうかが注目。
補強する(した)選手がマウントの新条件よりも高額な設定であった場合
今冬、もしくは来夏にマウントと同年代、同キャリアの選手を獲得した場合、新戦力の条件はやはり気になるだろう。
『 なんで新加入の選手が俺より高額な年俸をもらってんだよ! 』
こんなことを吐露するかもしれない。
契約書にサインしていなければ、再交渉という流れになるだろうし、この交渉で不成立となれば移籍という選択肢も新たに生まれてくる。
ただ、交渉が長期化することが予想でき、移籍交渉自体2024年冬以降にずれ込む可能性も考慮しなければならない。
リヴァプール、ユヴェントス移籍の可能性は
現時点で両クラブ共に「 関心がある 」程度だろう。
この不況下の中、2年後にフリートランスファーとして獲得の可能性を探っているクラブもあるかもしれない。
リヴァプール、ユヴェントスで争奪戦を競うなら圧倒的にリヴァプールが有利。
両クラブ共に、世代交代を考慮した新戦力獲得を目論んでいることは間違いないが、近年の成績や資金力を考慮すれば…
マウントはチェルシーに愛着もあり、最終的には契約延長に向け大きな歩みを見せる
最終的には、マウントにどの程度のクラブ愛があるかにかかっているような気もする。
下部組織出身という選手であることを考えれば、クラブへの愛着は他の選手よりも高いと予測できる。
条件面の問題がクリアできれば契約延長はすんなり合意というシナリオも考えれる。
筆者個人的には、今季終盤あたりに“ 契約延長 ”の言葉を耳にしているような気もするのであるが果たして。
チェルシー所属のMFメイソン・マウント
リヴァプール、ユヴェントス両クラブが獲得に関心https://t.co/Tu5A4bnYA6— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) November 18, 2022