レアル・マドリー所属のFWギャレス・ベイル。今夏の移籍市場でクラブ退団の可能性が浮上した。
レアル・マドリー
今夏の移籍市場でFWギャレス・ベイル売却を検討https://t.co/wNCsziFS0v— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) February 21, 2019
昨年夏の移籍市場でユヴェントスへ移籍したFWクリスティアーノ・ロナウドの代役として大きな期待を寄せられていたベイル。
だが、今季も変わらず負傷癖と不安定なパフォーマンスは、クラブ首脳陣の期待を大きく裏切る結果に。
C・ロナウド不在で前線のキーマンとして期待されるものの、目立つのは素行な態度や侮辱的な発言などばかり。
言動に結果が伴っていない現状において、クラブ側はこれ以上の市場価値の下落を恐れ今夏の売却を検討しているようだ。
幸い、マドリーは今季FWヴィニシウス・ジュニオールが大きな成長の兆しを見せている。
同時に、今夏の移籍市場ではチェルシー所属のMFエデン・アザールやトッテナム所属のMFクリスティアン・エリクセン等の補強が噂されている。
アザール獲得となれば、前線のポジションを確保する必要性があり売却候補の最上位にいるのがベイルだ。
そもそも、マドリーはベイルを昨年夏の移籍市場で売却するプランが存在していた。
フロレンティーノ・ペレス会長の思惑は、昨年夏の売却で得た利益をアザールまたはネイマール獲得オペレーションに再投資することだった。
が、C・ロナウドがユヴェントス移籍を強行し、その代役確保が難しかった現状もあり、ベイルに最後の望みを託したというのが実情だ。
ベイル自身、現状は理解していたはずだが、パフォーマンスには大きなムラがあるのが現状。
マドリー加入以降、ベストなコンディションで1シーズン戦い抜いた実績はない。
大舞台での強さは評価できるが、やはりカップ戦要員というのが現状の立ち位置だろう。
そして、売却を決定的とさせたのが現地時間2月9日に行われたリーグ第23節のアトレティコ・マドリー戦だ。
マドリー加入後100ゴール達成というメモリアルゴールを決めたベイル。
だが、その際に行われたゴールパフォーマンスが物議を醸し、最大で12試合の出場停止処分を科される可能性もある。
今季、とりわけ言動に注目されているベイルだけに、この問題をクラブはとりわけ大きく見ている節があるのは事実だろう。
マドリー移籍後、移籍金に見合うだけのインパクトを残せていないベイル。
売却時に、高額な移籍金を要求することは想像できるが、評価を大きく下げているだけに要求額満額を支払うクラブがどの程度現れるのかが最大の焦点となるかもしれない。