ボヌッチ、ミラン退団でマンチェスター・ユナイテッドへ電撃移籍か? モウリーニョ監督が熱視線を送る

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 ACミラン所属のDFレオナルド・ボヌッチに、マンチェスター・ユナイテッドへ電撃移籍する可能性が浮上した。
 昨年夏の移籍市場で、移籍金4200万ユーロと把握の条件でミランの門をくぐったボヌッチ。

 

 加入初年度で、そのカリスマ性が高く評価されキャプテンを務めるなど、チームの精神的主柱として活躍してきた。
 だが、ボヌッチのミランでの旅はわずか1年で終わりを告げようとしている。

 

 報道によると、ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、この夏に新CB補強を目指しており、複数の選手をリストアップ。
 これまでの傾向によると、経験豊富なCBを起用してきたことから、ボヌッチに白羽の矢を立てようとしているようだ。

 

 無論、ミランは昨年夏に獲得したイタリア代表DFを簡単に手放す選択肢はない。
 とはいえ、ミランの脚を大きく引っ張っているのは、苦しい財政状況だ。

 

 昨年夏の2億ユーロを超える資金をマーケットに投資し大型補強を断行し続けてきたミラン。
 これは、来季のチャンピオンズリーグ出場権確保の布石であり、巨額な放映権料を手にすることを計算しての動きだ。

 

 だが、今回は完全に裏目に出た。
 現場の意見を完全に無視したフロント主導の戦力補強は、シーズン序盤クラブの成績を大きく足を引っ張ることに。

 

 当のボヌッチも、加入当初はミランの戦術にフィットしきれずパフォーマンスが安定しなかった。
 一時は、終わった選手とも揶揄されたこともあったが、その後のハードワークで見事復調。

 

 イタリアを代表するDFへと返り咲いたボヌッチ。
 ミランは、苦しい財政という荒波を乗り越えるため、高額の移籍金で売却可能な選手を手放さなければならなくなる。

 

 ボヌッチの他にもジャンルイジ・ドンナルンマやスソといった主力級選手も放出リストに名前が挙がる。
 今季、最終ライン崩壊で最後まで失点数を抑えることができなあったユナイテッド。

 

 現スカッドを一度解体し、指揮官の構想外となった選手や余剰人員には、大胆なリストラの嵐が吹き続けることだろう。
 モウリーニョ監督にとって、ボヌッチ獲得は積年の願いだ。

 

 仮に、この移籍オペレーションが完遂した場合、夏のプレシーズン期間中にモウリーニョイズムを叩き込まれ、最終ラインの大きな砦として活躍する姿が目に浮かぶ。

 

 兎にも角にも、ボヌッチの売却はミランの財政状況改善の状況が大きく関係することは間違いない。
 FFPの存在も無視できない状況にある現状を考えると、やはり主力選手を高値で売却し自由契約やレンタル契約で今後もほそぼそとチーム強化に挑む、かつてのミランに戻ってしまうこととなるのだろうか?

 

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