ペレス会長によるネイマール強奪計画! 狙うはパリSGに襲いかかるFFPの波

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 レアル・マドリーが、パリ・サンジェルマン所属のFWネイマール獲得を虎視眈々と狙っているようだ。
 ロシア・ワールドカップ開催前に盛んに報じられたマドリーのネイマール獲得騒動。

 

 クラブ、そして選手本人が残留を宣言したため、一度は沈静化したボヤ騒ぎだが、種火は常にくすぶり続けていたようだ。
 今夏、ユヴェントスへFWクリスティアーノ・ロナウドを売却したマドリー。

 

 年間50得点を失ったクラブは、長いシーズンを戦い抜く上で代役確保は必須。
 これまで、チェルシー所属のMFエデン・アザール獲得に動いたものの、チェルシーが推定2億ポンドの移籍金を要求したため交渉から撤退。

 

 クラブの周囲では、さらなる補強を求めているが、ペレス会長の胸中は別のところにあったようだ。
 会長の大本命は、やはりネイマールだ。

 

 意中の選手を獲得するチャンスを、ペレス会長が逃すはずがない。
 現在、パリSGはUEFAからFFP違反が指摘され、処分の最終決定を待っている。

 

 パリSGは、FFP違反の存在を否定し強気の姿勢を貫いているが、UEFAは例年FFPの審査対象に上がるパリSGを徹底的にマークしている。
 今回、調査対象となっているのが昨年夏にバルセロナから獲得したFWネイマールだ。

 

 マーケット閉幕までには、FFPの判決が下されることとなる予定だが、仮にパリSGに重い処分が決定した場合、問題解決に向けネイマール売却を決断することになるかもしれない。

 

 プレミア、セリエAと4大リーグのうち、2つのリーグのマーケットが閉幕しており、ネイマールがマーケットに出回れば、獲得の可能性が考えられるのはレアル・マドリーとバイエルン・ミュンヘンくらいだ。

 

 資金力やクラブの規模を考えれば、この2つのクラブが争奪戦を繰り広げることが予想されるが、実質マドリーとの交渉一本に絞られることとなるだろう。

 

 ペレス会長は、パリSGがネイマールを売却せざるを得ない状況に追い込まれた時に、移籍金3億ユーロのオファーを提示するよう準備を進めている。
 これは、昨年夏ネイマール獲得に投資した2億2200万ユーロを超える金額。

 

 一時、4億ユーロとも伝えられた移籍金だが、両クラブが妥協できるボーダーラインといっていいだろう。
 ただ、問題はある。

 

 フレン・ロペテギ監督は、UEFAスーパーカップでアトレティコ・マドリーに大敗を喫し、大神補強を求めていること。

 

 ネイマール獲得は、ロペテギ監督が求める大型補強の一端であることは間違いないが、この交渉の行方は事実上UEFAが手綱を握っておりマドリーにとって理想的な状態ではない。
 そして、いつどのタイミングでFFPの裁決が下されることになるのかも疑問。

 

 判決に対しパリSGの上訴が許諾されるのであれば、今夏の間にネイマール移籍交渉が成立することはありえない。

 

 とはいえ、この夏はネイマールのマドリー移籍包囲網が外堀から固まりつつある状況にあり、移籍は避けられない状況に近いのかもしれない。
 マドリーがネイマール獲得交渉を大きく動かすきっかけとなるのが、UEFAのFFP制度。

 

 この機に乗じてペレス会長が、大きな動きを見せることとなるのか注目が集まりそうだ。

 

 

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