パリSG、ネイマール獲得関心のレアルにヴィニシウス譲渡要求を突きつける

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 パリ・サンジェルマン所属のFWネイマール。今夏の去就が注目されるネイマールには、レアル・マドリーとバルセロナが獲得に関心を示している。
 大型補強を断行した両クラブとも、ネイマール獲得に向け移籍金+選手譲渡という条件を用意。

 

 これまで現金のみでの取引を要求し続けてきたパリSGだが、ここにきて態度が軟化した模様。
 パリSGは、マドリーとの交渉を優先させる意向にあるようで、積極的に交渉のテーブルについてるとのこと。

 

 これは、おそらくクラブ間の関係性が思わしくないバルセロナとの接触を避けたいというのが思惑にあるのだろう。
 ただ、交渉は簡単ではない。

 

 マドリーは、ネイマール獲得に向け移籍金+ハメス・ロドリゲス、ガレス・ベイル等を譲渡する条件を用意しているものの、パリSGが求めているのは若干異なる。
 ネイマールを監禁することができないのであれば、マドリーの将来を担うと大きな期待を集めるFWヴィニシウス・ジュニオールの譲渡を求めている模様。

 

 とりわけ、パリSGのレオナルドSDがヴィニシウスを高く評価しており獲得を熱望しているとのこと。
 この条件を受けたマドリーは、迷うことなくパリSGの要求を拒否。

 

 昨季大ブレイクを果たし、低迷したクラブを牽引する活躍を見せたヴィニシウスは将来に向けた重要な選手としての位置付けであり放出の意思は全くないとのこと。
 マドリーは、ネイマール獲得にはあくまでジネディーヌ・ジダン監督の構想から外れる選手を譲渡する条件を用意している。

 

 一方、パリSGは即戦力級で将来性ある選手獲得を希望。
 両者が用意する条件は大きな乖離が見られているのが現状で、交渉は停滞している。

 

 移籍マーケット閉幕までの交渉成立に向け、パリSGは交渉本腰を入れているところだが、スペイン2強は交渉にブレが見られない。
 最悪の場合、このままマーケット閉幕の可能性も残されており、今後の動きは注目。

 

 いくつもの障害を乗り越え、ネイマール移籍でクラブ間交渉に至った場合でも、コパ・アメリカ2019を負傷離脱したネイマールがフィジカルテストをクリアできる保証はどこにもない。
 一部の報道では、負傷は冠していないとの情報もあるだけに、獲得を望むクラブにのしかかるリスクは大きい。

 

 とりわけ、マドリーはFWガレス・ベイルの件が大きくのしかかっている状況にあるだけに、最後の最後まで獲得交渉は慎重に動くこととなるだろう。

 

 

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