パリ・サンジェルマン所属のMFアドリアン・ラビオ。今冬の移籍市場でバイエルン・ミュンヘンが獲得に乗り出す可能性が報じられた。
今季を最後にパリSGとの現行契約が満了を迎え、選手側がクラブに対し契約延長の意思がないことを告げ移籍が濃厚。
すでに、バルセロナ移籍で口頭ながら合意に達しているとの報道もあるが、多くのビッグクラブが若きフランスの逸材獲得に向け注目しているのが現状だ。
今季終了後にはラビオを移籍金ゼロでの獲得を実現させることができる。
ただ、冬のマーケットで獲得したとしても少額な移籍金の捻出でことが済むため多くのクラブが獲得に関心を示している。
そんなか、バイエルンがラビオ獲得に向け大きな一歩を踏み出そうとしている。
バイエルンのハサン・サリハミジッチSDが、先日パリSGの幹部と接触し今冬のマーケット期間中に獲得の意向を示唆。
移籍金の支払いにも応じる姿勢を見せており、今後この交渉がどのように進展していくこととなるか注目だ。
ラビオは、パリSGでここまで公式戦200試合以上に出場し、フランスA代表でも主力として活躍するまで成長。
今やパリSGの象徴とも言える選手に成長し将来が大きな楽しみでもある選手であった。
ただ、近年の伸び悩みは顕著であると同時に、クラブでの立場も微妙。
本来ながらチームの中心選手として活躍していてもおかしくないポテンシャルを有する選手だが、毎年やってくるビッグネームの存在で比較的影は薄い。
パリSGの中盤の選手は、歴代の多くの選手が伸び悩みに頭を苦しめており、ラビオもその一人。
サラリーや条件面だけで言えば、パリSG以上の条件を用意するクラブは存在しないだろう。
ただ、サッカー選手として将来のことを考えれば、現状は危機感でしかないことは言うまでもない。
移籍決定の理由は定かではないが、この辺りが関係していることは間違いない事実だろう。
健全経営を目指すバイエルン。
フランス代表で中盤を引き締める役割を担う選手が1000万ユーロにも満たない移籍金で獲得できるチャンスは数年に一度。
バルセロナ移籍で基本合意に達していると言う報道もあるが、バイエルンはこれをひっくり返すことができるのか注目だ。
バイエルン・ミュンヘン
パリ・サンジェルマン所属のMFアドリアン・ラビオ争奪戦参戦https://t.co/4ShQ6hSz6x— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) January 12, 2019