レンタル契約でバイエルン・ミュンヘンでプレーするMFハメス・ロドリゲス。レアル・マドリーとバイエルンが締結したレンタル契約は今季終了後に満了を迎える予定だが、契約満了でハメスはバイエルンを退団する意思を固めているようだ。
レンタル契約でバイエルン・ミュンヘンへ加入中のハメス・ロドリゲス
バイエルンは買取オプション行使を見送る方針
今季終了後にレアル・マドリー復帰へhttps://t.co/3VukrTgNhH— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) May 23, 2019
2年間のレンタル契約でバイエルンへ加入するハメス。
ハメスの取引には買取オプションが付与されており、今夏に完全移籍が実現するかどうかが注目されてきた。
だが、今季途中に起用法などで指揮官であるルカ・ヨビッチ監督と衝突。
これにより、退団に向け大きく傾きハメスはバイエルンでの将来はないと考えているようで、クラブ幹部に退団の意思を伝えた模様。
バイエルンは、選手側からの要望を受け取りながらも、オプション行使か否かは決定していない。
最終決定は、現地時間25日に行われるDFBポカール決勝戦終了後に下されることになると伝えた。
ただ、これまでの報道や現状を考えるとハメスのバイエルン完全移籍が決定する可能性は限りなく低い。
このままバイエルンとの契約終了後、保有権を持つマドリーへ復帰することとなるが、無論ポジションは用意されていない。
今夏に再び新天地を求めることとなるハメスには、アーセナルやリヴァプールといったクラブが獲得に関心を示しているなか、恩師カルロ・アンチェロッティ監督率いるナポリも移籍先の有力候補として伝えられる。
移籍に向けた最大の障害は、マドリーが設定する高額な移籍金。
マドリーは、今夏に完全契約でハメスの売却を目論んでいる。
バイエルンに条件を利用されただけの感が強く、同じ轍は踏まぬよう完全契約での取引を突きつけることとなるだろう。
マドリー復帰後、そのまま他クラブへ売却されることが既定路線のハメス。
受け入れ先は、どのクラブとなるのか注目だ。