チェルシーが、バイエルン・ミュンヘン所属のFWレロイ・サネ獲得に関心を示しているという。
チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督がウィングのポジション補強を検討しており、バイエルンで精彩を欠くサネを高く評価している模様。
チェルシーには、同ポジションを主戦場とする選手を複数抱えている。
いずれの選手もトゥヘル監督が求めるパフォーマンスを披露できておらず、今夏の移籍市場でも補強ポジションの一つとして掲げられていた。
報道によると、チェルシーはサネ獲得に向け源スカッドの放出が必要になると考え、バイエルンとトレード移籍を選択肢とし交渉を進めているという。
チェルシーは譲渡する選手を3選手リストアップ。
イングランド代表FWカラム・ハドソン・オドイ、アメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチ、モロッコ代表MFハキム・ツィエクの3選手。
1対1もしくは、複数トレードという形で交渉が進められていくことになりそうだ。
トゥヘル監督就任以前は主力として活躍を続けてきたハドソン・オドイだが、指揮官交代で出場機会が激減。
以前からバイエルンはハドソン・オドイの去就を置い続けており進展を見せる可能性も考えられる。
一方、鳴り物入りでチェルシーへ加入したツィエクだが、チェルシーでポジションを確保することができていない。
10番タイプの選手獲得を求めるバイエルンが、ツィエク獲得に関心を示すかは注目されるとこと。
去就が定まらないのがプリシッチ。
ボルシア・ドルトムント時代、トゥヘル監督から直接指導を受けておりチェルシーへ破格の移籍金で2019年に加入。
チェルシーの混乱時期に入団したこともあり、プレミアリーグやチーム戦術にフィットできていないのが現状だろう。
これら3選手をトゥヘル監督が、今後戦力として考えていくかどうかが大きな分かれ目となることは間違いない。
チェルシーが獲得に関心を示すサネは、2020年夏にマンチェスター・シティから最大5480万ポンドの移籍金でバイエルンへ完全移籍。
選手自身がドイツ復帰を求めバイエルンのオファーを受け入れた悲願の移籍であり大きな結果が期待されていた。
バイエルン入団以降、ここまで公式戦通算49試合に出場し11ゴール15アシストを記録している。
だが、パフォーマンスが安定せず途中出場も多いことからバイエルンでの将来が不安視されているのが現状。
早くも古巣イングランド復帰が噂されており、チェルシーの他にもアーセナルやトッテナムも獲得に関心を示しているという。
チェルシーは、来夏に向けサネを査定し獲得に動くかどうかを決定することになるだろう。
バイエルンは、来夏にもボルシア・ドルトムント所属のFWアーリング・ブラウト・ハーランド争奪戦に参戦を予定しており、サネ移籍となれば金銭での取引を求める可能性は十分に考えられる。
チェルシーが画策するトレードでの移籍交渉が順調に進むかどうかは不透明だが、今後の動きに注目していきたい。
チェルシー
バイエルン・ミュンヘン所属のFWレロイ・サネ獲得に関心
一部選手とのトレードも噂https://t.co/HYD7OEOCNz— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) September 5, 2021