バイエルン・ミュンヘン所属のFWロベルト・レヴァンドフスキ。チェルシーがレヴァンドフスキ獲得を画策しているようだ。
チェルシー
バイエルン・ミュンヘン所属のFWロベルト・レヴァンドフスキ獲得に関心最大のネックは補強禁止処分だがhttps://t.co/MepEVhqyWb
— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) April 8, 2019
ここ数年チェルシーが抱える大きな問題はストライカーの得点力不足。
マウリツィオ・サッリ監督は、打開策の一つに今季ユヴェントスからACミランへレンタル契約でプレーしたFWゴンサロ・イグアインの獲得だ。
イグアインを、買い取りオプション付きのレンタル契約で獲得したチェルシーだが、同選手は未だ本調子とは言い難い。
現状では、買い取りオプション講師見送りの方向で調整が進められており、新たな補強リスト作成に余念がない。
そんななか浮上したのが、昨年夏の移籍市場でマーケットを大いに賑わしたレヴァンドフスキの存在だ。
30歳の大台に乗りながらもブンデスリーガで7季連続で2桁得点を記録するレヴァンドフスキ。
とりわけ、直近3シーズンの成績は神がかったものがある。
円熟期を迎えたレヴァンドフスキだが、今季すでにリーグ戦で21得点をマークし得点王争いで首位を独走。
昨年夏、移籍に大きく傾いたレヴァンドフスキだが、クラブ側が放出を断固として拒否したため交渉は破断。
選手もクラブ側の説得に耳を傾け残留を決断したが、今夏の状況はやや異なるようだ。
今夏の移籍市場でバイエルンは、大幅な戦力のテコ入れを検討している。
高齢化が進むチームの世代交代が最大のテーマであり、マーケットに投資する資金は2億~3億ユーロ程度と見積もられている。
絶対的エースとして君臨したレヴァンドフスキだが、来シーズン開幕時点で31歳を迎えている。
クラブとの現行契約は2021年まで残しているが、高値で売却するなら今夏は理想的なタイミングだ。
バイエルンは、レヴァンドフスキに対し7000万ポンドの移籍金を要求しており、条件が折り合えば売却交渉に応じる姿勢を見せている。
レヴァンドフスキが史上に出回ることが確実となれば、さらなる移籍金の高騰は予想される。
情報が不確かな現段階で交渉を有利に進めておきたいのがチェルシーの本音だろう。
ただ、チェルシーはFIFAから戦力補強の禁止処分の決定が言い渡されている。
現在、処分撤回に向けFIFAと交渉を進めるチェルシーだが、過去同類のケースでの動きを考えると処分撤回は事実上不可能。
チェルシーに残された道は、FIFAの処分確定後にスポーツ仲裁裁判所への提訴、裁判所調査期間中の処分保留を狙っているはずだ。
スポーツ仲裁裁判所への提訴でも処分撤回は現実的に不可能な状況ではあるが、調査期間中( 今夏の移籍市場 )では戦力補強の可能性は残されている。
イグアイン買い取りの可能性がなくなれば、ストライカーの駒不足は否めないところがあり、処分決定の早期決着が待たれるところだ。
補強解禁の唯一の可能性は裁判所の決定であり、この決定次第で今夏にマーケットへの大型投資も考えられるのだが。
ただ、水面下でクラブ売却説も漏れ伝わっていることを考えると、今夏は腰を据えて戦力を補強するという段階ではないのかもしれないが。