チェルシーのエデン・アザールが、クラブからの新契約オファーを拒否へ
交渉は続けられる。
アザール意中のレアル・マドリー移籍に向けた大きな一歩が踏み出されることになるのかもしれない。https://t.co/hwNvY2jVFo— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) June 25, 2018
チェルシー所属のMFエデン・アザール。今夏の移籍市場でレアル・マドリーへの移籍が噂されているが、これに大きな動きがあったようだ。
報道によると、チェルシーはアザールの慰留に向け週給34万ポンドの新契約を提示。
だが、選手側がこのオファーに断りを入れたというのだ。
この動きに敏感に察知したのが、アザールがフランス・リーグ・アンで活躍していた当時から目をつけていたマドリーだ。
アザール獲得に向け移籍金1億5000万ポンドを用意しているという。
このまま順調に交渉が進む可能性も示唆されているが、当のアザールは冷静な姿勢を貫いている。
「 レアル・マドリーは僕に興味を示していて、そのことは誰もが知っている 」
「 もしワールドカップでいい成績を残せたら、様々なことが簡単になるだろうね。でもワールドカップはマドリーに行くための大会か、と聞かれればノーだ。チェルシーの次のシーズンで何が起こるのか見てみたい 」
このコメントから見ても分かる通り、アザールはロシア・ワールドカップ本大会終了後まで自身の去就を決定しないと考えているのだろう。
一方で、マドリーはパリ・サンジェルマン所属のFWネイマールを補強リストの最上位に挙げ交渉に本腰を入れている。
だが、現地メディアではネイマールのマドリー移籍の可能性は高くても20%程度とされており、今夏の獲得は見送られるのではないかというのが大筋の味方。
クリスティアーノ・ロナウドやガレス・ベイルに移籍の可能性が伝えられるマドリーにとって、新たな中心選手として活躍できる選手の補強は必須。
ネイマール獲得を来夏に見送ることが決定された場合、次点のアザール等にターゲットが移されることとなるだろう。
現時点で、憶測の域が出ていないC・ロナウドの退団説だが、仮にこの噂が実現した場合、アザールがC・ロナウドの代役を務めることになるのだろうか?
ゲームをコントロールし、前任者ほどのものではないがスプリント能力も高く、マドリーお得意の高速カウンターのキーマンとして活躍が予想。
だが、独力でゴールを奪うシーンはさほど多くないのが問題であり、フロレンティーノ・ペレス会長がアザールの獲得決断したばあ、大物ストライカーの補強は急務だ。
理想は、トッテナム所属のFWハリー・ケインだが、先日トッテナムと新たに6年間の契約延長にサインしたばかり。
バイエルン・ミュンヘンから退団したがっているFWロベルト・レヴァンドフスキの存在もあるが、年齢がネックとなる。
ベンゼマを、よりゴールに近いポジションで得点を取ることに専念させることができれば、CFの早急な補強を回避することができるかもしれない。
何れにしても、アザールがマドリーの門をくぐることとなれば、向こう数年のうちにはチームを牽引する働きを見せなければならなくなる。
これだけの重圧を抱えながら、チェルシーからの新条件のオファーを拒否したことは、移籍に向けそれなりの覚悟ができていると考えても良さそうだ。