ネイマール移籍に暗雲? フランス・プロサッカーリーグ機構が移籍を否定

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 パリ・サンジェルマン所属のFWネイマール。今夏の移籍市場で移籍が噂され続けるネイマールだが、フランス・プロサッカーリーグ機構がこの噂を完全否定した。

 

 昨年夏の移籍市場でバルセロナからパリSGへ加入したネイマール。
 獲得に投資された移籍金が2億2200万ユーロ。

 

 現在負傷離脱中だが、今季公式戦30試合に出場し28ゴールをマークするなど名実ともにパリSGの中心選手として活躍している。
 そんなネイマールは、パリSGと交わした契約にはチャンピオンズリーグ優勝、バロンドール受賞、FIFA年間最優秀選手受賞などを達成できなかった場合、2018年9月1日までに契約を解除できる条項が付与されているとのこと。

 

 通常、選手の保有毛を持つクラブは『 契約解除金 』を設ける形の契約は不可能とされているが、ネイマールには3億ユーロ程度の契約解除金が設定されている。

 

 過熱の一途を辿るネイマール移籍報道だが、フランス・プロサッカーリーグ機構は同選手の去就について次のような声明を出した。

 

「 LFPの規定により、選手とクラブの合意により契約を解除できるような条項を設けた契約を交わすことは認められていない 」

 

 パリSGは、バルセロナが設定した契約解除金満額を支払いネイマール獲得を実現させた。
 LFPの発表は、フランスには契約解除金の概念がないことが明白であり、選手の売買は“ 市場価値を念頭に置いた言い値 ”での取引となる。

 

 一時、推定4億ユーロとも言われたネイマール移籍オペレーション。
 ロシア・ワールドカップ出場に向けクラブの意向を無視し手術に踏み切ったネイマール。

 

 母国ブラジルでリハビリを続けているが、一部の報道では再びフランスに戻ることはないとも伝えられたこともある。
 ネイマールの去就には、兼ねてからレアル・マドリーがその動きを注意深く見守っているところであるが、フィジカルコンディションが万全ではない現状の同選手に対し3億ユーロという巨額の投資は考えにくいのが現状だ。

 

 契約解除金が未設定であれば、パリSGが要求できる移籍金に上限はない。
 ネイマール獲得を求めるクラブは、移籍オペレーションを完遂させるために綿密な準備が必要になると考えられるのであるが果たして。

 

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