チェルシーを率いるアントニオ・コンテ監督。プレミアリーグ連覇が大きく期待されたチェルシーだが、今季ここまでリーグ4位と苦しい戦いを強いられている。
今夏、そして今冬の移籍市場での大型補強を結果に導くことができないコンテ監督には、解任が常に噂され続けている。
すでにリーグ連覇は難しい状況にあり、選手の補強を巡ってコンテ監督とクラブの意見は対立しており、決して蜜月な関係ではないのは事実。
コンテ監督の去就が決定づけられるとされていたワトフォード戦を1-4のスコアで大敗したため解任に大きく傾くのではないかと言われている。
チェルシーは、すでにコンテ監督の後任人事に着手しており、ナポリを率いるマウリツィオ・サッリ監督がリストアップしているという。
だが、今季セリエAでユヴェントスと首位争いを繰り広げるナポリからサッリ監督を引き抜くことは困難であり、現在自由契約の監督招聘が現実的だと考えるのが妥当。
昨季までバルセロナを率いたルイス・エンリケ氏の就任が噂されていたが、ここにきてクラブOBのアンチェロッティ氏が浮上。
2009年から2年間にわたりチェルシーを率いた経験は、エンリケ氏にはない大きなメリットだ。
チェルシー指揮官初年度にプレミアリーグ優勝とFAカップ優勝という2つのタイトルをクラブにもたらした功績は、クラブ内で高く評価されている。
アンチェロッティ氏自身、プレミアリーグ復帰を熱望しており交渉がスタートすれば新監督就任で早期決着も期待できる。
現時点で具体的な話は伝えられていない。クラブはコンテ監督体制で、このまま戦い続けるのか新体制を構築するか早期の決断を強いられることとなるだろう。
現地時間2月20日には、チャンピオンズリーグ決勝トーナメントの戦いが強いられており、近日中にも監督人事に大きな動きがあるかもしれないのだが。