ハメス・ロドリゲス、レアル・マドリー復帰を希望?コバチ監督との関係悪化が原因とも

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 バイエルン・ミュンヘン所属のMFハメス・ロドリゲス。2年間のレンタル契約でレアル・マドリーからバイエルンへ加入するハメスが、契約終了後に古巣復帰を望んでいるようだ。

 

 2017年夏にマドリーからバイエルンへ新天地を求めたハメス。
 大きくパフォーマンスを崩していたハメスだが、ブンデスリーガで復活を遂げ昨季攻撃の中心として活躍。

 

 だが、今季から新監督に就任したニコ・コバチ監督との起用法に不満を抱きながらプレーしている。
 リーグ第10節を終了した時点で先発出場が5試合のみと不満の残る結果に。

 

 コバチ監督は積極的なターンオーバー制を採用しており、シーズン終盤を見据えて戦いを続けているがリーグ戦での結果が思わしくない。
 すでに重鎮とされる選手等から不満が噴出しており解任論まで噂されているのが現状だ。

 

 一部のメディアでは、ハメスとコバチ監督の関係は急速に冷え切っていると伝えており、もはや修復は不可能とみるメディアは多い。
 現在27歳のハメス。

 

 選手として最も脂が乗り切る年代であることを考えると主力選手としてより多くの試合に出場しておきたいと考えるのは普通。
 ハメスが求めているのは、コンスタントに出場機会を得ることを求めており、コバチ監督のもとでは難しいと考えているのかもしれない。

 

 そこでハメスがとった行動は、代理人であるジョルディ・メンデス代理人へ古巣マドリー復帰を直訴。
 マドリーの現状を考慮し、今冬または来夏にクラブ復帰でチームのパフォーマンスが復調させることができれば、間違いなくハメスの株は上がる。

 

 そこを狙っているかどうかは不透明だが、ハメスとマドリーの現行契約は2021年まで残されていることから、契約を盾に古巣復帰を実現させようと考えているかもしれない。

 

 ただ、マドリーとバイエルンの契約には買取オプションが付与されているのが現状だ。
 無論選手の意見も取り入れられることは間違いないが、バイエルンがオプション講師に向け移籍金の支払いを決断した場合、ハメスの取引は決定してしまう。

 

 クラブ間交渉が合意に達すれば、選手が覆すだけの材料がなければ移籍は成立する。
 これが大きな障害であることは間違いなく、交渉成立の鍵となるのが一つの材料だろう。

 

 ただ、唯一言えることはハメスは、現状に腐らずパフォーマンスを落とすことをしないことだ。
 ハメスの下にはユヴェントス等、複数のビッグクラブが獲得に関心を示しており選択肢はマドリーだけではない。

 

 マドリーも、いちじハメス復帰を検討したこともあったが、フレン・ロペテギ監督の構想に含まれなかったため復帰の道は閉ざされた過去がある。
 ただ、現在は状況は大きく異なるだろう。

 

 今後も、サンティアゴ・ソラーリ暫定監督がクラブを率いることとなるのかは不透明で、今後の監督人事によってはメスの構想も変わるだろう。
 有力視されていたチェルシー前指揮官のアントニオ・コンテ氏、トッテナムを率いるマウリツィオ・ポチェッティーノ監督等がリストアップされている。

 

 コンテ氏の招聘は、同士が求めるハードルの高い条件にクラブ側は嫌気をさし交渉を一時ストップ。
 本命のポチェッティーノ監督と接触を図るも、夏に続きオファーを断られている。

 

 ルカ・モドリッチが今季終了後にインテルへ移籍する可能性が取りざたされている現状を考えると、中盤でポジションが一つ空きができることになる。
 ただ、モドリッチの代役確保にクラブは動いておりハメスが復帰したとしても熾烈なポジション争いが待ち受けていることは言うまでもない。

 

 状況を整理しながらハメスのマドリー復帰の可能性を探っているのだが、どうしてもポジティブな応えを見つけ出せないのが現状だ。
 ただ、フロレンティーノ・ペレス会長とジョルジュ・メンデス代理人の良好な関係性を考えれば、“ ウルトラC ”が起こり得る可能性も十分にある。

 

 一度はマドリーで苦しいシーズンを過ごしたハメス。元凶とされたジネディーヌ・ジダン元監督はクラブにいない。
 攻撃陣で重鎮とされてきたBBCはこの夏に解体され、現状のままでいくとさらなる解体も視野に入れられているとも。

 

 ハメスのマドリー復帰は、千載一遇のチャンスであると言い切っても良いだろう。
 ただ、復帰のチャンスがあるかどうか。
 ペレス会長は、今季の成績関係なく来夏に巨額の投資を行うことは間違いない。

 

 ネイマールやムバッペにこだわり続けなければ、ペレス第2政権発足時の入団発表でインパクトを残した大型補強を超えるビッグディール実現の可能性もある。

 

 そうなれば、ハメスは補強資金捻出のため売却というシナリオも待っているが、そこはペレス会長肝いりでマドリーに加入した過去があるだけにチームの加わる可能性も残されている。

 

 まずは、マドリーの監督人事。そしてハメスが今季フィジカルコンディションが万全な状態でシーズンを好結果で終えることが大切だ。

 

 そうすれば、自ずと道は見えてくるはずであり、最悪でも他クラブからの関心も寄せられているわけだから、どこかのビッグクラブに引っかかる可能性は十分に考えられる。

 

 ハメス悲願のマドリー復帰で、底パフォーマンス中のマドリーを復活させるだけのパフォーマンスを披露し、タイトル獲得に大きく貢献したならば、飛び級でバロンドール賞受賞の可能性も考えられるだけに、今後の動きに注目だ。

 

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