チェルシー所属のFWティモ・ヴェルナー。バイエルン・ミュンヘンがヴェルナー獲得に関心を示しているという。
バイエルンは、来夏の移籍市場でヴェルナーを獲得すべく交渉を進めていくことを計画している模様。
今夏の移籍市場でCFの補強を模索していたバイエルン。
絶対的エースを務めるFWロベルト・レヴァンドフスキとの現行契約が2022年に満了を迎え、33歳を迎えた同選手の世代交代を視野に入れている。
この夏、ボルシア・ドルトムント所属のFWアーリング・ブラウト・ハーランド獲得に関心を示していたこともCF補強を後押ししていることを表している。
ただ、ハーランドの今夏の獲得はレヴァンドフスキの残留と高額な移籍金がネックとなり破断。
契約解除金が大幅に減額となるハーランドは、来夏の移籍市場で熾烈な争奪戦が行われることは必須。
そんななか、浮上したのがチェルシーで不遇の時を過ごすヴェルナーだという。
2020年夏にRBライプツィヒから移籍金4700万ポンドでチェルシーへ加入したヴェルナー。
加入初年度からプレミアリーグやチェルシーの戦術にフィットできず、20-21シーズンはリーグ戦でわずか6ゴールと制裁を欠く結果となった。
さらに今夏の移籍市場でチェルシーがインテルからFWロメル・ルカクを獲得したことでヴェルナーの状況はさらに悪い方へ追い込まれる。
前線での序列が低下し、獲得に出場機会の減少が考えられる。
ヴェルナーはクラブでの現状を冷静に鑑み、状況に変化が見られなければ移籍も辞さない構えであると考えている模様。
そんなヴェルナーは、新天地として選ぶのが好パフォーマンスを披露したドイツ復帰であり、CFの世代交代を目論むバイエルンへの移籍だという。
ヴェルナーにとってバイエルンへの移籍は復調に向けたきっかけを掴む大きなチャンス。
RBライプツィヒ在籍時代指導を受けた恩師、ナーゲルスマン監督がバイエルンを指揮しており、選手の選手の起用方法をよく知る監督。
一方、ヴェルナーもナーゲルスマン監督のサッカーをよく知る選手だけに、バイエルン加入となればライプツィヒで披露していたパフォーマンスの復活を期待してしまう。
ただ、問題は獲得に必要な高額な移籍金とレヴァンドフスキの契約延長問題にある。
チェルシーは、ライプツィヒから移籍金4700万ポンドで獲得しており、減価償却は終わっていない。
チェルシーとヴェルナーの現行契約は2025年まで残されており、獲得には一定の移籍金を支払う必要がある。
おそらく、チェルシーは獲得に投資した移籍金満額に近い条件を設定すると予想。
一方のバイエルンは、未だ得点力に衰えが見えないレヴァンドフスキとの契約延長交渉に進展が見られれば、ヴェルナー獲得交渉から撤退する可能性も十分に考えられる。
現状、ヴェルナー獲得は難しい状況下にあることは間違いないが、来夏イングランドやスペインへの移籍を希望しているとされるレヴァンドフスキの引き留めに失敗し、ハーランド争奪戦で獲得に失敗することがあればヴェルナー獲得に本腰を入れることになるだろう。
現時点でバイエルンのCF補強のプランCとして位置付けられているヴェルナー。
果たして、バイエルンへ新天地を求めることになるのか注目が集まりそうだ。
バイエルン・ミュンヘン
チェルシー所属のFWティモ・ヴェルナー獲得に関心https://t.co/reJioJKGOQ— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) September 10, 2021