マンチェスター・ユナイテッド所属のGKダビド・デ・ヘア。クラブと新たな契約締結に向け基本合意に達したようだ。
昨季途中から両者は契約延長に向け積極的に動き続けてきた。
一時、ユナイテッドがデ・ヘアが求める高額なサラリーに懸念を示し交渉が破談に乗り上げそうになった。
その後、デ・ヘアの不安定なパフォーマンスもありクラブ首脳陣の中にはデ・ヘアとの契約延長に否定的な派閥もあり去就が注目されていた。
今夏の移籍市場でパリ・サンジェルマン移籍が大きく近づき去就が注目されたデ・ヘア。
だが、パリSGがFFP制約下にあり、今夏に巨額の投資を行うことが難しかった現状にありデ・ヘア争奪戦から早々に撤退。
欧州主要クラブの守護神のポジションに空席はなく、デ・ヘアが契約満了で新天地を求めたとしても、理想とする条件やクラブに加入できる保証はどこにもないのが現状。
デ・ヘアは、リーグ優勝争いや安定したチャンピオンズリーグ出場権争いに苦しむユナイテッドでプレーを続けていくかどうかを熟慮したはずだ。
欧州でベスト5のGKにノミネートされる実力を持つデ・ヘアだが、ユナイテッド退団後の新天地は定まらないのが現状だろう。
前述した通り、主要クラブの守護神のポジションに空席がない状況が続く。
そうなれば、高額なサラリーを用意しレギュラーとして活躍できるユナイテッドでのプレーが妥協点といったところだろうか。
唯一の救いは、フロント陣が近年にないほどの本気度を見せチーム改革に着手しているてんか。
向こう数年は、“ 捨てるシーズン ”になる可能性は高いが、2~3年後の新生ユナイテッドがどのような存在へと変貌しているかは注目。
その中で、デ・ヘアが中心選手として活躍すると考えられるだけに、今回の契約延長は最良の妥協案といった位置づけか。
報道によると、デ・ヘアはユナイテッドから新たな契約オプションを含めた5年間の契約で、1500万ユーロ以上のサラリーを受け取ることになるとのこと。
チームトップクラスの条件で契約更新にサインすることになれば、これまで以上に奮起が求められる。
昨季以降、パフォーマンスにムラを感じるところが多々あるデ・ヘア。
新契約締結以降、言い訳は許されない立ち位置に置かれることになるため、今後さらなる奮起が求められることとなりそうだ。
マンチェスター・ユナイテッド
ダビド・デ・ヘアと契約延長で基本合意へhttps://t.co/AeUcj6T5WK— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) September 14, 2019