マンチェスター・ユナイテッド所属のGKダビド・デ・ヘア。今夏の移籍市場で新天地を求めることになるかもしれない。
デ・ヘア退団の可能性は今回初めて伝えられたわけではないが、今夏の売却は大きな可能性を秘めているという。
セカンドGKの台頭がデ・ヘア不要論の発端
2011年夏にアトレティコ・マドリーからユナイテッドへ加入したデ・ヘア。
当初から性守護神として活躍を続けているが、時折見せる凡ミスが大きな話題を集めることも多い。
近年は、ユナイテッドのゴールマウスを守りながら正守護神として活躍を続けてきたものの、以前と比べ安定感を大きく失っているのが現状。
そんななか、近年急成長を続けるGKディーン・ヘンダーソンが出場機会を増やし、熾烈なポジション争いを繰り広げている。
クラブフロントは、ヘンダーソンの活躍を受け来季に向けた方針を大きく変化させることを視野に入れているかもしれない。
デ・ヘアの高額なサラリーの負担がネック
ユナイテッドは、未だ続く無観客試合などで収益は大幅に低下。
今夏の補強に向け人件費削減に頭を悩ませているが、今季出場機会が減少傾向にあるデ・ヘアのサラリー負担を良しとしていない様子。
来季に向けた戦力の査定が行われるなか、デ・ヘアが受け取る週給41万1000万ユーロを問題視している模様。
デ・ヘアが安定したパフォーマンスを続けるなら、高額なサラリーも必要不可欠な負担と考えるはず。
だが、ディーン・ヘンダーソンの急成長で世代交代も視野に入り始めた現状で、デ・ヘアに支払う高額なサラリーはクラブにとって大きな負担。
今後の補強動向も大きな影響を与える可能性も考えられるが、買い手がつけば今夏にデ・ヘア売却に踏み切る可能性があるという。
デ・ヘア獲得の可能性を探るクラブは?パリSGが争奪戦をリードすると予想
デ・ヘアが移籍マーケットに出回ることになれば、ヨーロッパの複数のクラブが関心を示すことになるだろう。
ユナイテッドとデ・ヘアの現行契約は2023年まで残しており、獲得には一定の移籍金が必要になることは間違いない。
今夏、資金難に苦しむクラブは数多く、ユナイテッドが要求する条件を用意できるクラブは数多くない。
現在伝えられる情報では、パリ・サンジェルマンが獲得に関心を示しており、移籍先の筆頭候補としても伝えている。
デ・ヘア後継者の補強は?トップクラスのGK獲得の可能性も
仮に、今夏にデ・ヘアがユナイテッドを退団することになれば、守護神補強の必要性に迫られる。
クラブ経営陣がどのような判断を下すかによって、補強方針は大きく異なるが、マーケットが冷え込んでいる現状を考えると今夏にビッグディール成立は難しいのではないかと考える。
ユナイテッドは、以前アトレティコ・マドリー所属のGKヤン・オブラク獲得の可能性を探っている。
だが、アトレティコはオブラクに移籍金1億ユーロの条件を設定し他クラブを牽制。
ユナイテッドは、最終ラインや攻撃陣の補強も噂されており、1人の選手に巨額の投資は難しいと考えるのが普通だろう。
幸いGKの選手層は潤沢であり、余剰人員の整理から進め経験豊富なベテランGK獲得が理想的な補強となりそうだが。
マンチェスター・ユナイテッド
今夏にGKダビド・デ・ヘア売却を検討か?https://t.co/J8XUEMyjOq— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) April 5, 2021