守護神補強に注力のマドリー、ビルバオの若き新生アリサバルガ獲得に本腰か?

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 アスレティック・ビルバオ所属のGKケパ・アリサバルガ。来夏の移籍市場で守護神の補強を画策するマドリーが、当初からターゲットとしてきたアリサバルガ獲得に向け本腰を入れ始めたようだ。

 

 今季終了後にビルバオとの現行契約が満了を迎えるアリサバルガ。
 同選手との契約延長に遺族ビルバオだが、選手側との折り合いがつかず交渉は難航。

 

 アリサバルガ獲得には1000万ユーロの契約解除金が設定されているが、ビルバオ側はこれを7500万ユーロまで引き上げる計画を練っている。
 契約更新の交渉に注力するビルバオだが、選手側に提示するサラリーに納得していないようで、遅々として交渉は進んでいない。

 

 スペイン代表で将来が大きく期待されるアリサバルガをターゲットしたマドリーは、ビルバオに対し移籍金2000万ユーロと現在の契約解除金の2倍の額を用意している。
 このオファーをビルバオ側が、どう受け取るかが注目されるが、化儀らししていた態度は一定のところまで軟化することとなるだろう。

 

 マドリーは、これまで今冬の移籍市場では新戦力を獲得しない方針で動いていた。
 2018年1月1日を迎えた時点で、アリサバルガと自由に交渉することができるため、来夏の移籍市場でフリートランスファーで獲得が可能。

 

 だが、GKケイラー・ナバスが負傷の影響、貴重な試合で考えられないほどの凡ミスを繰り返すなど、マドリーの正守護神を務めるだけのパフォーマンスを見せていない。
 同時に、ナバスには来夏の移籍市場でアーセナルが獲得に関心を示しているなど、今季終了後にマドリーを退団する可能性は日増しに高まっているのが現状だ。

 

 今夏の移籍市場で、多くの若手選手を獲得し、将来に向けたチーム作りに勤しんでいるマドリー。
 果たして、このスペインの希望の星を、確実に射止めることとなるのだろうか?

 

 アリサバルガ獲得は、大きな戦力アップにつながると考えるが、やはり即戦力級の選手を複数獲得するプランは忘れてはならない。
 各セクションとも、確実に年齢を重ねておりコンディションを維持することは難しくなり始めている。

 

 特に、得点力不足は数年前では考えられなかったほど、深刻な状況にある。
 ジネディーヌ・ジダン監督は、現スカッドに高い信頼を寄せてはいるものの、カルロ・アンチェロッティ元監督が構築したチームとなんら変化は感じられない。

 

 ペレス会長が獲得を希望するトッテナムのFWハリー・ケインやMFデレ・アリといったスカッドがチームに加入することが決まれば、現スカッドを解体し、一からのチーム作りをスタートしなければならない。
 これまで、ペレス会長が求める選手獲得の目をことごとく潰してきたジダン監督。

 

 今季の底パフォーマンスを鑑みれば、ペレス会長はジダン監督の意見を無視し大改革を断行することになるかもしれないが。

 

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