レアル・マドリーが、現地時間11日サンティアゴ・ソラーリ監督を解任し、後任に昨季までクラブを率いていたジネディーヌ・ジダン氏の復帰を発表した。
レアル・マドリー
今季2度目の指揮官交代を決断ジネディーヌ・ジダン前監督が新指揮官就任で合意
2022年までクラブを率いることにhttps://t.co/BhkIGCcf6R— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) March 12, 2019
マドリーとジダン氏は、2022年までの3年半の契約を締結。
チャンピオンズリーグ3連覇を成し遂げたレジェンドの下で再建を誓うこととなる。
悪夢の1週間を経て、今季無冠が事実上確定したマドリー。
すでにシーズンは、来季に向けられておりリーグ戦での最終順位はチャンピオンズリーグ出場権確保の4位以内がノルマ。
来季に向け、一つでも収穫を得るべくジダン監督には大きな期待が寄せられる。
複数のクラブでは、ソラーリ監督解任後の後任にはジョゼ・モウリーニョ氏やクラレンス・セードルフ氏といった面々がリストアップされていた。
とりわけ招聘の可能性が高かったのはモウリーニョ氏だ。
だが、複数の中心選手がモウリーニョ氏就任に大きく反発したため、ペレス会長は意中の人を断念。
ジダン氏と接触し、破格の待遇で迎え入れることが決定した。
ジダン第2次政権は想像以上に難しい船出となるかもしれない。
ロッカールーム内は荒れに荒れ、クラブ運営に発言力を保とうとするキャプテン等中心選手。
働き盛りの年代の選手が不在、かつ深刻な得点力不足。
ジダン第1次政権で全て棚上げにしてきた悪き循環が、自らにブーメランとして帰ってくることになるとは指揮官本人も考えてはいなかっただろう。
ペレス会長は、ジダン監督就任時に今夏の大型補強を約束したという報道がある。
過去数年、ビッグネーム獲得に動きことごとく補強を潰してきたジダン監督。
現状況を作り出した戦犯の一人であり、自らが犯した愚行を自らの手で再建させなければならな茨の道がジダン監督にはまっている。
果たして、ジダン氏の指揮官復帰でクラブはどのような方向へ進んでいくこととなるのか?
退任のタイミングなどファンからすれば、色々と論じたいことはあるかと考えると、まずは今季どのような形でクラブをまとめ上げることができるか冷静な目で判断する必要がありそうだ。