バイエルン・ミュンヘンが、新監督にユップ・ハインケス氏を招聘したことを発表した。
両者の契約は、今季終了まで。事実上の暫定監督という位置付けで間違いない。
先日、カルロ・アンチェロッティ氏を解任したばかりのバイエルン。
後任人事に、元ボルシア・ドルトムントを率いていたトーマス・トゥヘル氏や元バルセロナのルイス・エンリケ氏が複数の指揮官候補がリストアップされていた。
混迷続きバイエルン新指揮官招聘人事だが、緩みきったクラブに強い規律をもたらすことができるハインケス氏招聘を決断。
12-13シーズンにクラブへ3冠をもたらした最大の功労者であるハインケス氏。
“ 鬼軍曹 ”の異名をとるハインケス氏の招聘は、後半戦に向けチームを復調させる起爆剤として大きく期待されている。
ハインケス氏は、バイエルン指揮官復帰について次のようなコメントを残した。
「 カムバックではない。友情によるサービスだ。バイエルンには恩があるからね。感覚はとてもいい。すぐにでも始められるよ 」
「 世界の他のクラブなら戻らなかった。バイエルンは私の心にある。チームと私は成功のために全力を注ぐ。この仕事が楽しみだよ 」
ハインケス氏を事実上の暫定監督として招聘してバイエルン。
この動きで、元ドイツ代表指揮官であるヨアヒム・レーヴ監督を招聘するプランを描いているだろう。
ロシア・ワールドカップでドイツ代表を優勝に導くことに成功した場合、レーヴ監督の代表での活躍は人潜りとなることは間違い無いだろう。
中長期的なプロジェクトに立ち返り、ハインケス監督からレーヴ監督へスムーズなバトンが受け継がれることとなりそうだ。