カルロ・アンチェロッティ氏が噂されるイタリア代表監督就任を一蹴した。
現在自由契約のアンチェロッティ氏には、ロシア・ワールドカップ本大会出場を逃したイタリア代表監督就任の可能性が常に伝えられてきた。
だが、アンチェロッティ氏は自らの去就について次の通り断言。
「 代表監督の就任?それはないね。仕事を変えることを意味する。私はクラブチームの指揮を続けたい 」
「 全てのイタリア人が、私の代表監督就任を望んでいることは誇りだ。イタリアのサッカーは問題を抱えており、私一人でそれを解決できるとは思えない。システムの問題だ。イタリア人選手は、スペイン人やドイツ人、イングランド人と同等のレベルにはない 」
アンチェロッティ氏は、冷静かつ温厚なイメージを抱くが、他の指揮官以上に自身のキャリアを客観的に見ている。
イタリア人選手のレベルが他国の選手よりも劣る現サイクルで、アンチェロッティ氏が指揮官に就任する可能性は限りなく低い。
自身が世界的名将として飛躍を遂げたのがACミラン指揮官時代だが、その後のキャリアを見てもリーグタイトルが確約された戦力を持つクラブチームを率いていたことは明らかだ。
クラブレベルでの指揮を強く望んでいるアンアンチェロッティ氏は、プレミアリーグ挑戦を強く望んでいる。
だが、プレミアタイトルを確約されたチーム指揮官の席は満席だ。
古巣ACミラン復帰も噂されているが、この選択もないだろう。
その去就が注目されているアンチェロッティ氏だが、来季以降どのクラブチームを率いているのか注目が集まるだろう。