アトレティコ・マドリー所属のDFリュカ・エルナンデス。
今冬の移籍市場でバイエルン・ミュンヘンが同選手に設定された契約解除金8000万ユーロ満額を支払い移籍が報じられたばかりだ。
だが今回の報道によるとアトレティコのヒル・マリンCEOとバイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOが会談を行い、取引を来夏の移籍市場まで延期したことで基本合意に達したようだ。
今冬の移籍市場でセンターバックの補強を熱望するニコ・コバチ監督。
DFマッツ・フンメルスのクオリティに満足していない。
リュカ獲得で最終ラインの不足感を解決する方針であったコバチ監督にとって、この決断は大きな痛手だろう。
バイエルンもリュカ獲得で巨額な契約解除金の支払いが不要になったものの、今冬の最終ラインのテコ入れは見送られることとなる。
クラブ間で移籍交渉延期で合意となったリュカの移籍交渉だが、選手本人の意向次第で移籍実現の可能性は残されている。
ただ、近年の移籍金高騰を危惧し、健全経営の姿勢を貫くバイエルンにとっては巨額の投資は避けたいところ。
移籍が報道され、リュカ本人がバイエルンとの基本合意を否定するなど、情報は二転三転。
徐々に復調の兆しが見えるバイエルンだが、後半戦安定し結果を残すためには最終ラインのテコ入れは必須。
リスト最上位にいるリュカの合流を半年間遅らせ、今冬に代役を確保することとなるのか注目だ。
今冬にバイエルン・ミュンヘン移籍報道のリュカ・エルナンデス
移籍交渉は来夏に見送り
今冬はアトレティコ残留へhttps://t.co/hmSCQD7TUE— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) December 26, 2018