今冬にアーセナル退団が噂のアレクシス・サンチェス、移籍有力候補先のシティは獲得に否定的

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 マンチェスター・シティは、どうやら半年間“ 待ち ”の姿勢を貫くことを決断したようだ。
 今季終了後にアーセナルとの現行契約が満了を迎えるアレクシス・サンチェス。

 

 クラブ側は、2017年中に契約更新を実現させるべく交渉を続けてきたが、選手側がこれを拒否したためクラブ退団が既定路線としてい伝えられている。

 

 サンチェス残留が事実上困難となった現在、冬のマーケットでサンチェスを現金化することを画策。
 高値で売却できるうちに、放出し高額な移籍金収益を得ようというのがサッカービジネスの常だ。

 

 これまで、サンチェス獲得に関心を示してきたのがマンチェスター・シティとパリ・サンジェルマンだ。
 なかでも、ジョゼップ・グアルディオラ監督が高く評価するシティ遺跡に向け両者の交渉は大詰めを迎えているとも伝えられ、冬の移籍は既定路線とまで伝えられていた。

 

 だが、この方針をひっくり返したのがシティだ。
 クラブを率いるグアルディオラ監督は、サンチェスの去就について次のような見解を示した。

 

「 A・サンチェスはアーセナルの選手だし、ロンドンに留まることになるだろう。我々は移籍市場でどのような選手を獲得するかを常に議論しているが、今後数週間でA・サンチェスが動くとは思わない 」

 

 移籍最有力候補のシティ側が、このようなコメントを残したことは、アーセナルにとって由々しき状態であることは間違いない。
 すでに、サンチェス退団後のチーム作りに着手しており、クリスタル・パレス所属のウィルフリード・ザハをターゲットとするなど、精力的に動いている。

 

 今季、グアルディオラ監督のサッカーを体現し好調を維持するシティ。
 現スカッドを考えると、冬のマーケットで無理をして補強を行う必要がないとグアルディオラ監督は判断しているかもしれない。

 

 なによりも両クラブの間には、サンチェスの取引で少なからず遺恨が残っている。
 推定6000万ポンドを超えるオファーをアーセナルに提示したシティ。

 

 移籍合意に向け交渉が進められていたものの、マーケット閉幕直前に取引をひっくり返したのがアーセナルなのだ。
 シティは、選手側と移籍に向け基本合意に達していることもあり、獲得に自信を持っているはずだ。

 

 一時期、シティは今夏のオファーと同額程度の条件をアーセナル側に提示するとみられていたが、これまでの遺恨を考慮し、莱夏の移籍市場で自由契約での獲得を模索し始めたという。

 

 これまで強気の姿勢を貫いてきたアーセナルだが、いよいよ絶対的エースの退団が現実味を帯び始めてきた現タイミングで売却に急ぐことは間違いない。

 

 だが、シティは静観の姿勢を貫いている。夏の取引での遺恨を、そのままアーセナルへの詩を添えた贈り物をするようなものだ。

 

 アーセナルの術中には簡単にはまることはないシティ。
 今季、エースストライカーとして活躍するガブリエウ・ジェズスが負傷で離脱していることもあり、仮に長期離脱が決定した場合、代役確保に動く可能性もあると伝えている。

 

 おそらくシティは、クラブが置かれた現状を鑑みてもサンチェス獲得に動こうとしないのではないかとみられている。
 前述の通り、夏のマーケットで受けた屈辱を、そのままアーセナルへ味合わせることを考慮している。

 

 2018年1月1日を迎えたため、サンチェスは移籍に向けたクラブと自由に交渉することができるようになる。
 正面を切ってシティと移籍交渉を行い、基本合意に達することとなれば、移籍金ゼロで獲得することが可能。

 

 アーセナルへのダメージは計り知れず、今冬の戦力補強もサンチェス売却益を当てにしていた分、大きな方針転換も余儀なくされることとなりそうだ。

 

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