今夏の移籍市場で左サイドバックの補強が噂されたマンチェスター・ユナイテッド。最終的に同ポジションに新戦力を迎え入れることはなくマーケットは閉幕。
現有戦力に奮起を促したジョゼ・モウリーニョ監督。
だが、ユナイテッドが抱える現スカッド陣は、指揮官の期待にそう形のパフォーマンスを披露することができていない。
左SBの補強に注力し、複数の選手をリストアップしているモウリーニョ監督は、クラブフロントに対しトッテナム所属のDFダニー・ローズ獲得に動くよう要請。
モウリーニョ監督は、SBに多くの運動量と堅実な守備を求めている。
現在スタメンに名を連ねているのがDFアシュリー・ヤングだが、ファーストチョイスとされているが、32歳という年齢は長いシーズンを通してフル稼働することは非常にリスクが高い。
序列は低下するものの、DFルーク・ショーやDFデイリー・ブリントといった面々が控えているが、指揮官の信頼を得ることができていない。
現地メディアでは、この夏に売却することができなかったショーやブリントを今冬に売却し、トッテナムからローズを獲得することを画策。
今年5月に出場を受けトッテナムでリハビリを続けてきたローズだが、その後順調な回復を見せスタメン復帰が待たれているのが現状だ。
この夏、小粒な戦力補強で終わったトッテナム。冬のマーケットでチームの骨格を担う複数の選手に、移籍の可能性が浮上している。
シーズン途中に、リーグ戦でライバルとなるクラブに主力選手を売却する可能性は低いと考えられ、ユナイテッドがローズ引き抜きを実現するのはタフな交渉を強いられることとなりそうだ。